
地方創生は一筋縄ではいかない
地方創生はビジネスの中で最も難しい事業ではないかと思います。
なぜなら、リソースもなければ、人も言えないし、コンテンツもないに等しい。全て自分で一から作らなければいけない。
銀行だって、お金を貸してくれるかわかりません。もしも助成金を頂けたとしても、それをきちんと適切に使えるかどうかわかりません。地方創生は実現不可能な機器を開発しようとしている研究に近いくらいの難しさがあるのです。
そういうものを成功させるには時間もかかるし、お金もかかるものです。
そうなると、普通の人では出来ない領域だと思います。
ましてや地方の役人レベルではその長い戦争で成果を出すこともできなければ、自分が今どういう状況なのかを把握することもできないのではないでしょうか。
そんな担当者は一筋縄ではいかないことを早期に理解し、そうそうに飽きてしまい、変な行動をとったりする暇を与えてしまう可能性もあります。
まあ、その恩恵として今の進んでいない名前ばかりの創生結果があるのです。
そこで、私は地方創生は役人ができるレベルのことではないと考えました。
「町おこし協力隊」というなんの知識もない若者をたくさん従えて成功させることのできるレベルのものではないということを気づく時期にきているのではないかと思います。
さらに成果が起きているのか起きていないのかわからないような「町おこしコンサルタント」や非営利団体など、
こういう方々が何かしたところで何も発展しないということに気づく時期も来ていると思っています。
どういう人、組織が地方創生に対応すべきなのか
大企業で成功した人やまさに今業績を上げている大企業が地方創生を担うべきだと私は思います。。


大企業で成功した人やまさに今業績を上げている大企業が地方創生をプロデュースする!
そういう計画に移るべきだと思います。今や副業なんて当たり前の世の中です。
大企業の偉い方々も副業していいのではないかと思います。
結果を出した人が週末は地方で創生なんてことが当たり前になったらどんどん活性化するのではないかと思うのです。
もちろん、大企業で成果を出すより、何もない(名前も基盤も何もない)ところにセンセーショナルを生む方が、難しことなので、彼らとて成果を出すことすら出来ない可能性もあります。
ですが、大企業で成功した人こそが、一番成果に近い人だと思うのです。
そういう人たちは金儲けなどせずに一生暮らしていけるだけのお金を稼いでいるのですから、週末は地方で創生すべきなのです。あるいは実業家も上記の人達と同じで、最も地方創生で活躍できる人たちの一員でしょう。
大企業自体、大企業で成果を出せた人、実業家として成功している人、こういう人たちこそ、地方創生をすべき段階に来ていると思います。
となると、国レベルでその階層にいる人達を地方創生に後押しすることも必要ですし、そういうことを皆が気づくことも重要だと思います。
なにせ、地方創生は全然儲かりませんし、すぐに成果など出ないのですから、そういうことを覚悟できる人、そういうことになれている人、お金に余裕があり、忍耐力があり、継続できる人が行うべきなのです。
こういう方がきちんと経費を削減し、お金を生み出す仕組みを作ったら地方創生もそう難しいものではないと思うのです。
高知県嶺北地域の事例
今、有名なブロガーの仲間たちが高知県の嶺北地方で、地方創生を行おうと頑張られています。その結果、数々の若者が嶺北地区に集まり始めています。
【書きました】
公開!
高知の限界集落まで行き、イケハヤさんを落とし穴に落としてきました。
「何を言ってるんだ?」
と思われるかもしれませんが、イケハヤさんを落とし穴に落としてきた記事です。高知に行って、イケダハヤトを落とし穴に落として来た | SPOT(スポット) https://t.co/AvX2hX1KcH pic.twitter.com/aYHaVnW62H
— ニシキドアヤト (@art_0214) 2017年11月28日
今はまだ有名ブロガー「イケダハヤト」さんを広告塔にしたONEれいほくのような取り組みしかありませんが、この団体のおかげで、少しでも若者が限界集落に流れ込み、何らかのムーブメントを起こそうとしているのです。
これはイケダハヤトさんというブロガーとして成功した人が移住した結果生まれたムーブメントです。
このように、一度成功した人が、地方へ流れ込み、住むだけでも、これだけの影響力があるのです。
私はこのように実業家や有名な方が地方へ移り住み、真剣に行動するだけで、このような良き流れは簡単にできるのではないかと思っています。
ですので、少しでも余裕のある、成功者は次なる人生は地方へ移り住んで、地方創生を行うことが日本にとって良いことなのではないかと思うのです。
VCは地方で事業をやるべき
同じように、ベンチャーキャピタルも本当は地方で行うことがいいのではないかと思います。
地方創生は税金を使っては失敗税金を使っては失敗を繰り返しているということがよくあります。
さらには名ばかりのコンサルタント(自分で事業を起こしたことがない人)が、業務感覚でコンサルタントを行っているということもよくあるそうです。

もちろんそんな方ばかりではないと思いますが、コンサルタントって何なんですかね?
事業も起こしたことがない人が知識と経験で治療する。
会社経営、地方創生って学歴でどうにかなるようなことなんでしょうか?
地方創生はそんな簡単なことで解決できる問題ではないと思います。
その道のプロが行わなければ、どうしようもないことだと思うのです。それに一番近いのが、ベンチャーキャピタルだと思います。
私は何社かは地方で地方の人と一緒に事業を起こすVCがあってもいいと思いました。
コンサルタントが地方で創生するのではなく、一度事業に成功し、その資金を元に
VCを設立したMOVIDA JAPANやCyberagent Venturesなどが地方でVCを行うべきだと思います。
自治体から資金を調達し、地方にいる、ド素人とド素人コンサルタントが地方創生を行うのではなく
VCが自社ノウハウを活かして、VCの社員が指揮を摂る形で地元住民と共に地方創生を行うのです。
まあ、もちろん起業よりも地方創生の方が難易度が高いかもしれません。
しかし、事業で成功した人が地方創生を成功に導く確率は非常に高いのです。
そういった形でVC自らが資金を投じ、地元住民と共に起業すると、ゆるキャラやふるさと納税で得られる一過性の収益ではなく、その地域に根ざした継続的収益モデルを実現できるのです。
事業内容は大型モールの建設でも、道の駅建設でも、ドローンを駆使した新しいビジネス、はたまた誰も見たことのない新規事業でもいいと思います。
そういったものをVC(プロ)とともに事業化していくことが求められているのではないかと思います。
ですので、VC経営者は都会で事業を行っている場合ではないのです。
地方へバンバン出ていって創生すべきなのです。