自動運転が一般化した未来を想像〜どんなビジネスが生まれる?〜

ライフハック

2017、2018年代はまだ自動運転など遠い未来の話だと思っていました。

しかし2019年の12月の今、自動運転もそんなに遠くない未来に来ているのではないかと思い始めています。

ここでは、自動運転が普通になったらどんな生活が待っているのかを想像しようと思います。

そしてその時どんなビジネスが必要になるのか(どんなビジネスが生まれるのか)、またどんな仕事をすればいいのか、考えていきたいと思います。

すでに2025年までには完全自動運転化するレベル5まで到達すると、国土交通省の資料にもあります。

出展:国土交通省

もちろんこれは予想的観点なので、必ずそうなるとは限らないと思いますが、少なくとも2030年にはそれが一般化されていても不思議ではないということです。

つまりあと10年後には自動運転が一般化されているかもしれないということです。

今から10年前といえば2010年です。

スマホが普及しだした頃です。

私がiPhoneを初めて購入したのは2012年頃でしたので、まだほとんどの人がガラケーを使用していたんだと思います。

メルカリもありませんでした。

つまりこれから先の10年で様々なことが変わろうとしているのです。

では、自動運転が本当に一般化したらどうなるのでしょうか。

自動運転が一般化した未来を想像・移動の多様化

自動運転が一般化すると、移動に新たな手段が増えます。

レベル5になれば運転免許もいらなくなるのではないかと言われています。

となるとどうなるのか、小さな子どもがお母さんと一緒に車で登校するかもしれません。

お母さんは免許を持っていませんが、車で移動することができます。

その車は所有しているのでしょうか。

タクシーなんでしょうか。

タクシーも大変安くなるかもしれません。

人件費がかかりませんので、半額以下になる可能性もあります。

車の価値が下がる?

自動運転が普通になると、私は車というものが今よりももっと流通するようになると思います。

自動車を運転するリスクが減りますので、もっと必要なものになるのです。

なぜなら今まで運転に自信がなかった人でも自動車に乗ることが可能になるからです。

言ってしまえば、小学校高学年の児童が1人で自動車に乗ることも可能になるんです。

それを親が監視するデバイスがあれば安全も保証されます。

中学生ならもっと実現的でしょう。

高校生も1人で車に乗るでしょう。

自動車の画像

しかし車は高いものです。

自動運転車になると今よりももっと値段が高くなるかもしれません。

自動車のサブスクリプション

自動車の値段は上がるのに、需要は高まるでしょう。

そうなると、自動車を買い占めてサブスクリプション化する企業が出てくるのではないでしょうか。

毎月1万円〜5万円払えば、好きな時に車を使える。

でもそれはシェアカーで予約制なんてことになるかもしれません。

シェアカーのサービスは多用化し、価格競争も激しくなるでしょう。

自動車は今のスマホのような存在になるかもしれないんです。

大人だけが所有するものではなく、子どもも所有するまさにスマホのような存在です。

タクシーは安くなる

自動車をサブスクリプションするほど使用しない人は、安くなったタクシーを利用するかもしれません。

自動運転のタクシーです。

安全で目的地に定時で着く、高性能なタクシーです。

口頭で住所を伝えれば、規定の場所へ定時に到着することができるかもしれません。

安くて安全で正確になると、タクシーを利用する人も今より増えることが予想されます。

Uberはこの未来を予測し、自動車の配送を自宅化しているのではないでしょうか。

Uberイメージ

お金を融資してもらい、大量に自動運転車を購入し、配車業を行う人も増えてくると思います。

交通渋滞を回避

自動運転車が一般化すると、今よりも多くの人が車を使用するようになるかもしれません。

通勤に自動車を使用する人も増えるでしょう。

今でさえ通勤時は渋滞が予想されるのに、さらに渋滞が激しくなります。

となると、国は新しい道路を作らなければならないようになるでしょう。

道路は今より立体化し、一般道は二層型三層型になるかもしれません。

地下のルートだってできるかもしれません。

そうなると国は交通網に予算を割く必要が出てくるのではないでしょうか。

消費税が上がることも予想されます。

建設業は今よりももっと忙しくなるのではないでしょうか。

電車も自動化

自動車が自動化すると、自動車通勤する人が今より増えると思います。

なぜなら安全で時間通りにつき、ストレスがない自動車があるからです。

となると、電車も付加価値をつけ始めます。

電車は現在東京で一番人気の通勤手段です。

ですが、通勤ラッシュの混雑を避けたいと思っている人はたくさんいるでしょう。

とはいえ現在は、朝からリスクのある自動車に乗って通勤する不便さがあるため、自動車での通勤はあまり人気がありません。

また東京ですと、駐車料金もバカにならないため、利用する人が限られているのです。

しかし自動車がもっと利用されるようになれば、電車で通勤する人は減っていくでしょう。

そうなると、鉄道会社もコストを削減しなければならなくなります。

そこで登場するのが自動運転する電車ではないでしょうか。

自動車の自動化が可能であれば、鉄道の自動化も可能です。

そうなれば、今よりコストが減り、正確な運行が可能になるのです。

自動運転が一般化した未来を想像・ガソリンスタンドの変化

自動運転になると、利用者が増えるため、ガソリン代である燃料代が安くなる可能性があります。

今EV車の電気中でも月額制になっているため、ガソリンもサブスクリンション化する可能性があります。

ちなみにEV車は2022年にはガソリン車と競合化するという試算もあります。

出展:https://blog.evsmart.net/ev-news/electric-vehicles-cost-parity-in-2022/

このため、充電スポットが今より増えるのではないでしょうか。

自動運転が一般化した未来を想像〜どんなビジネスが生まれる?〜

自動運転が一般化した未来では、生活がガラッと変わります。

自動運転車に乗っている人は、走行中好きなことができるようになります。

車内での暇つぶし

もしかしたら通勤中に着替えをする人も出てくるかもしれません。

車内で飲食をして、歯を磨いて、スーツに着替えて出勤する。

すると、自動車には様々なサービスを付与しなければならなくなります。

自動車会社は飲食店、薬品会社、衣料系企業と提携を結ぶかもしれません。

自動車の窓をモニター代わりにゲームする人もいるでしょうし、自動車の窓をスマホのディスプレイ代わりに利用することも可能です。

となると今よりもっとディスプレイの需要が増えるかもしれません。

発電が重要

EV車が今よりもっと普及すれば、発電施設も今より需要が高まります。

電気は今よりもっと重要になるのです。

運送が楽になる

以前記事にも書きましたが、自動運転が実用化されれば、運搬業を高校生でも行うことができるようになります。

高校生は目的地をセットするだけで、目的地に着くことができるようになります。

移動中はスマホゲームをしたり、モニターで遊んでいてもいいのです。

眠たければぐっすり眠ることもできます。

運送業がとても楽な仕事になるのです。

積荷作業自動化されるかもしれません。

自動化されなくてもきちんと管理された端末を持っているだけで、筋力さえあれば誰でも作業することができるのです。

その頃にはドローンだって実用化されているかもしれません。

もはや運送はきつい仕事ではなくなるのです。

<まとめ>自動運転が一般化した未来を想像

今まで述べてきた通り、今から10年以内実現するかもしれない自動運転の一般化により、生活が大きく変化することになると思います。

こちらでは文字数が多くなってきたので、その変化のほんの一部しかご紹介できませんでしたが、もっともっと変わっていくと思います。

自動運転はバスや電車、自動車だけではありません。

これから船や飛行機にだって適用されるかもしれません。

それはもちろん宇宙飛行にも。

AIやオートメーションの技術はすでに未来ではなく、現実になってきています。

私たちはそう遠くない未来を現実のものとして捉え、想像する必要があるのではないでしょうか。