【『高嶺の花』2話考察】ももの胸中は?ぷーさんの気持ちとは?

ドラマ

ドラマ『高嶺の花は』石原さとみさんがとても綺麗だと話題になっています。

確かにとても綺麗でこんな人本当にいるのかと思えるくらいの美女です。

月島ももの気持ち

石原さとみさん演じる月島ももさんは、結婚式の当日に男・吉池拓真に逃げられます。

拓真はできちゃった相手のもとへ持っていかれてしまうのです。

拓真は相手のことがあまり好きではないが、仕方なく相手の女・吉池真由美と一緒になったと言ってきます。

拓真はこれからも会わないかとももに言ってくれるのです。

ですが、その時点でもも的には拓真はアウトだったのかもしれません。

拓真はとんでもない嫌な人です。

ももと付き合っているときに真由美と関係を持ちました。

真由美と結婚したのちにも、ももの元へやってきて、本当は真由美を愛していないと言います。

真由美にもももにも失礼な男です。

しかし顔はかっこいいのです。

そんな拓真のことをももは忘れることができないようです。

拓真との過去を考えると悲しくて泣いてしまうようです。

2話のラストで見せたももの涙がとても印象的です。

最低な男だとわかっているにも関わらず、拓真に愛されていた時のことを忘れることができないのです。

今拓真がどんなに嫌な奴だとわかっても、拓真を嫌いになれないのかもしれません。

そんな今の状況が悔しくてたまらないのかもしれません。

ぷーさんの気持ち

ぷーさんはももに惚れていると思います。

本当はももが好きなのではないでしょうか。

けれどだからすぐに付き合うようなことをしたくないのかもしれません。

まずはももに元気になって欲しいと思っているようです。

ももが付き合って欲しいと言ってきましたが、冷たく突き放します。

ぷーさんは人の辛さを一番よく知っている人のようです。

ももがどうすれば元の自分に戻れるのか、必死で考えてくれているのです。

ぷーさんは拓真とは違い、もものことを一番に考えてくれているのではないかと思います。

付き合いたいのは山々ですが、今は付き合うことがももを救うことになるとは限らないと考えているのかもしれません。

今はとことん苦しむべきなのかもしれません。

失恋の辛さは、どうしても拭うことはできません。

誰かと付き合ったからといって、癒さられるわけではないのです。

じっくりと時間をかけて、ゆっくり忘れていくしか手立てはないのです。

そのことを一番知っているぷーさんは彼女の辛さをそばで見守りつつ、フォローしていこうと思っているのではないでしょうか。

そしてももの傷が癒えた時、真剣に告白することを考えている気がします。

ひきこもり中学生

ひきこもり中学生の堀江宗太くんが所々で出てきます。

彼は母親にも暴力を振るい、学校に行かず、荒れ放題です。

彼は何を意味するのでしょうか。

彼の心もももと同じように壊れています。

彼の心の中はももの心の中を表しているのではないかと思います。

ももは少しずつぷーさんの優しさに気づき始めています。

宗太も世界には悪い人ばかりではないと、気づき始めました。

依然ぷーさんの優しい声には憤りを感じていますが、その声も届いているからこそ反発しているのだと思います。

ぷーさんはこれからも宗太に励ましの声をかけ続けるのではないでしょうか。

少しずつ宗太の心も洗われていくのです。

月島市松

月島市松の胸中がとても謎です。

市松はももが復活することを望んでいるようです。

ぷーさんに癒されて、元の自分を取り戻してもうことを望んでいるようです。

しかしぷーさんは貧しい男なので、ももには釣り合いません。

ももが元気になったら、ぷーさんと切り離す計画です。

2話では拓真が何かに気づいているのではないかと心配していました。

もしかすると拓真を影で操ったのは市松かもしれません。

拓真と別れさせたかったのかもしれません。

市松は月島家が最高の形になるよう、ももの結婚相手も選んでいるのかもしれません。

市松が選んだ相手をももの旦那にし、家系の繁栄を築きたいのではないでしょうか。

おそらくぷーさんとももの関係はそんなものでは、壊されないと思います。

野島伸司

ドラマ『高嶺の花』の脚本家は野島伸司さんです。

野島伸司さんは「一つ屋根の下」や「リップスティック」「高校教師」など数々の話題作、問題作を描いてきました。

今回の物語も展開に尖りがあります。

新興流派の華道家宇都宮龍一が、ももの妹・ななの「前世を信じる?」という言葉を聞いて倒れてしまいます。

このような展開は非常に珍しく、野島伸司さんならではの展開ではないかと思います。

また石原さとみさんの少しヒステリックな演技も、野島さんの脚本にとてもマッチしているように思います。

今後彼の心をえぐるような展開があるとすれば、ももとぷーさんが必ずしも、結ばれるわけではないということもあるかもしれません。

今後の展開に目が離せません。