「あなたの番です」脅迫している人を整理すると見えてきた〜木下あかねは住民会を盗聴している?〜

「あなたの番です」は結構謎が解け始めています。

殺された人たちは下記のようになります。

連鎖的に見る(殺された人(書いた人)『殺した人』)と、管理人(榎本早苗)『』→山際(藤井)『榎本早苗』→タナカマサオ(シンイー)『藤井』→赤池夫妻(浮田)『?』→袴田吉彦(久住)『シンイー組』→児島佳世(北川)『?』→浮田(?)『?』→細川朝男(手塚菜奈)『袴田吉彦』→こうのたかふみ(田宮)『?』→手塚菜奈(?)『?』→神谷刑事(なし)『?』→内山達夫(なし)『?』

でも誰が誰を脅迫したのかを整理する人は意外と少ないです。

私は誰が誰を脅迫したのかを考えてみました。

すると意外なことが見えてきました。

「あなたの番です」脅迫している人を整理

榎本早苗を脅迫したのは誰なのか?

管理人である床島比呂志(竹中直人)が殺された後、山際を殺した榎本早苗さんが誰かに脅迫されていたのが、14話で描かれています。

早苗さんは「やることをやれ」と脅迫されていました。

脅迫者は総一が家にいることを知っていました。

管理人の床嶋意外に総一のことを知っている人がいなかった時に、総一の存在を知っていた人が早苗さんを脅迫していたことになります。

あの時点で総一が榎本家にいることを知っていたのは誰なのでしょうか。

もしも木下さんが交換殺人ゲームが行われる前から住人をゴミを漁っていたとしたら、榎本家にもう1人人が住んでいることを知っていた可能性もあります。

早苗さんを脅迫していた人は、管理人が撮ったであろう総一の写真を持っていました。

早苗さんを脅迫した人は管理人を殺した後に総一の写真をもらったのでしょうか。

管理人は犬を買っている噂があると言って榎本家を調べにきたようでした。

早苗さんが犬を飼っていると言ったは、「扉の向こう402号室(Hulu)」に出ていた舞島亜矢子(入山法子)です。

管理人は舞島亜矢子に報告を受けて調べにきたんでしょう。

舞島亜矢子は管理人に報告しただけなので、そのあと管理人から総一がいたことを聞くことはないと思います。

舞島さんはその後引越しているので、管理人が榎本家で総一の存在を知るのは引越をした後かもしれません。

となると、やはり総一の存在を知っていたのは、榎本家外には管理人本人と木下さん、そして管理人を殺した人以外にいないと思います。

藤井淳史を脅迫したのは誰なのか?

榎本早苗は山際祐太郎を殺した後、総一と一緒に藤井淳史を脅迫していたと14話で榎本正志が証言しています。

しかし2話で木下あかねも回覧板で「ルールをちゃんと守りましょう」というメッセージを藤井に送っていることがわかります。

2話の時点では誰が回覧板を持ってきたのかわかりませんでしたが、インターホンに写っている顔が木下あかねであることは16話を見ればわかります。

紙の脅迫状と生首と動画は榎本早苗と総一が行いましたが、回覧板は木下あかねです。

パソコンを使った嫌がらせはイクバルが行なったとイクバルが自白していました。

藤井は山際が殺される前に住民会で自分が書いた紙は山際祐太郎だと言っていました。

それを榎本早苗は聞いていたので、藤井を脅迫することはおかしくありません。

しかし木下は住民会にいなかったので、回覧板で藤井を脅すのは不自然です。

木下あかねは住民会の話を聞いていたことになると思います。

となると、住民会の会話を盗聴しているということです。

あるいは住民会に出ている誰かと繋がっているということになります。

木下は「ルールをちゃんと守りましょう」と言って藤井を脅迫しました。

木下はどうして藤井を脅迫したのでしょうか。

小説を書きたかったからでしょうか。

シンイーを脅迫したのは誰なのか?

シンイーは藤井が脅迫したと藤井が証言しています。

シンイー宅のバルコニーある植木に包丁を刺したのは藤井でした。

久住・浮田を脅迫したのは誰なのか?

その後袴田吉彦が殺され、久住さんが脅迫されました。

こちらは全くわかりませんが、久住さんと浮田さんを脅迫した人物は同じ人であると言われています。

脅迫文の筆跡が同じなので、浮田さんはそうだと言っていました。

その後浮田さんは殺されてしまいます。

手塚菜奈は脅迫されなかった

その後手塚菜奈が引いたこうのたかふみが殺されるんですが、こうのたかふみが殺される前、手塚菜奈は脅迫されませんでした。

これはどうしてなのでしょうか。

今まで人が殺される前に必ず誰かが脅迫されていましたが、菜奈ちゃんだけは脅迫されませんでした。

この後脅迫はなくなりましたが、また時間が置かれた後、田宮さんの家に甲野という血だらけの名札が送られてきました。

これも誰が送ったのかわかっていませんが、配達したのは16話で死んだ内山達夫(大内田悠平)でした。

「あなたの番です」脅迫している人を整理してわかったこと

ここでわかったことは、木下あかねが藤井の脅迫をしていたということです。

木下はどうして藤井の脅迫をしたのでしょうか。

榎本早苗が藤井を脅迫するのはわかりますが、木下あかねが藤井を脅迫する理由がわかりません。

木下は「扉の向こう401号室(Hulu)」で、殺人系のドキュメント小説を書きたいと思っていることが描かれています。

ですので、小説のネタのために交換殺人ゲームを後押ししている可能性があります。

でも藤井を脅迫するには、木下が参加していなかった住民会の内容を知る必要があります。

ですので、木下は住民会を盗聴していないとおかしいです。

木下のことを考えるとおかしなことがあることがわかりました。

木下あかねはどうして住民会に参加していないのか?

木下さんは殺人系のドキュメント小説を書きたいと思っているのに、交換殺人が起きたマンションの住民会に参加していませんでした。

あんなに裏で捜査しているのに、どうして住民会には参加しないんでしょうか。

盗聴しているから、参加しないでいいというのはわかりますが、盗聴しなどしなくてもいいと思います。

木下さんはどうしてわざわざ住民会の様子を盗聴しているんでしょうか。

理由は自分が交換殺人に関係ないことをアピールするためではないでしょうか。

もし本当に木下さんが盗聴しているのであれば、それは自身の小説のため。

そして住民会に参加していないのであれば、それは自分が疑われないためだと思います。

でもどうして木下さんは容疑をかけられるのを避けているのでしょうか。

それは自分が犯人だからでしょうか。

こちらについては、木下あかねが犯人になれるのかをのちに考察します。

手塚菜奈はどうして脅迫されていないのか?

手塚菜奈はこうのたかふみと書かれた紙を引いたのに、脅迫されませんでした。

手塚菜奈は細川朝男を殺してほしいと思い、彼の名前を書き、久住さんが細川朝男を殺しました。

その後こうのたかふみが殺され、菜奈ちゃんも殺されました。

今までの殺害(山際(藤井)『榎本早苗』→タナカマサオ(シンイー)『藤井』→赤池夫妻(浮田)『?』→袴田吉彦(久住)『シンイー組』、細川朝男(手塚菜奈)『袴田吉彦』)では、皆脅迫されているのに、菜奈ちゃんと北川は脅迫されませんでした。

これはどうしてなのでしょうか。

児島佳世とこうのたかふみは誰かが必ず殺すとわかっていたのでしょうか。

だから脅迫しなくても良かったということなんでしょうか。

児島佳世とこうのたかふみを殺した人は同一犯なのかもしれません。

そして2人を殺した人は交換殺人ではなく、黒幕なのではないでしょうか。

「あなたの番です」を脅迫者の視点で見てみたら、新たな疑問点が浮かび上がりました。