【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる

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日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』の8話を観ると、もう師匠は東朔也で久米さんの息子を殺したのは東朔也である可能性は高そうですね。

でもそうなると、出てくる疑問がたくさんあります。

それを書いて判明したことを書いていきます。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる

東朔也が一連の事件の犯人だと仮定すると、少し変なことがあります。

東朔也が一連の事件の犯人だとすると、日高が殺人者ではないということになります。

日高(望月の体)は一度、ピーナッツを望月(日高の体)に食べさせて殺そうとしています。

あれはなんだったのでしょうか。

あれは演技で土壇場で薬を渡して救おうとしていたんでしょうか。

それに日高(望月の体)は何度も望月(日高の体)に罵声を浴びせています。

これも五木さんが語る日高像とは乖離しています。

五木さんの日高像だとすればとても良い人で優しくて、責任感が強く、誰かを救おうとする人のように思えます。

五木さんが言っていることは本当なのでしょうか。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる

もしも師匠が犯人だとしたら、すごく変なことがあります。

なぜわざわざ歩道橋の壁に数字を書いて次に殺す人を暗号化しているのでしょうか。

仮に日高と東朔也が共犯で殺人を犯しているとして(東が殺害し、証拠隠蔽を日高がしている)、なぜわざわざ歩道橋に数字を書く必要があるのでしょうか。

2人はスマホか何かで連絡を取り合い現場で落ち合えば良いだけのはずです。

でもそれをしないのだとすると、歩道橋の数字で指示をされているのは東のみで、日高はそれに気づいてその後始末を勝手にしているだけということになります。

つまり誰かに指示されて、東は殺害を行っている。

そしてその仕組みを日高は東から聞いたことになります。

ではなぜそんなことになっているのでしょうか。

ここで、日高が8話で言った、「そんなことは何百回も考えたんだ」という言葉に注目します。

日高(望月の体)は、「誰であろうと殺されていい人なんていないし、誰かを殺すことも許されない」と言いました。

それを聞いて日高は「そんなことは何百回も考えたんだ」と言いました。

人を殺してはいけないことはわかっている。

それが親族だろうと止めなければいけないことを知っている。

だけどそれができない状況にあるということになります。

私はその意味がわかりませんでした。

でももしも、東朔也が誰かに脅迫されて殺人を行っているとしたら状況が変わります。

つまり東は殺人をしたくないけれど嫌々やらされている。

本当は東朔也はすぐに捕まりたい。

でもそれに納得できない日高が隠蔽をしている。

しかしそうなると、自首をすれば早い話だと思います。

でも自首をしたら日高の命かあるいは誰か大切な人の命を奪うと脅迫されていたとしたら、東は自首することができません。

東は誰かに殺人を脅迫され、それに納得できない日高が隠蔽していると考えると日高が言ったことに矛盾がなくなります。

だとすると、その指示している人が、歩道橋の数字を使っているということになります。

久米さんの息子だけ計画と違った

東は日高が自分の殺害を隠蔽していることに気づきます。

あるいは自分の死期が差し迫っていることを実感します。

今まで人を殺してきた自分はもう誰かを殺しても同じだと考えたのでしょうか。

それで自分が本当に恨んでいる、あるいはそのせいで何かが変わってしまった理由となる人物を殺そうと決意しました。

それが久米さんの息子さんだった。

それは東の単独的な行動であり、日高は予見することができなかったのかもしれません。

やっぱり黒幕はいると考える根拠

東が一連の事件の犯人だとすると、東が殺す人の手にはφのマークが書かれることが決まっています。

東が殺したのは、一ノ瀬正造、田所仁志、四方忠良、久米幸彦ということになります。

しかしこのドラマの中でもう1人、十和田元という人が自殺しています。

この自殺が自殺と見せかけた殺害であったとすると、今までの殺害の形式とは違います。

これは黒幕自身が行った殺害ではないでしょうか。

十和田元が買ったとされる情報は裏で黒幕が持ち去ったことになります。

(東が持ち去ったのは漫画)

十和田さんが買った情報に黒幕につながる何かがあるようです。

それを追っているのは河原さんです。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる、日高が望遠鏡で見ていた家は何?

日高がこの状況に不満を抱いているとすると、その黒幕を止めさせたいと思うはずです。

日高は黒幕を外から監視しているのでしょうか。

その家の近くには東が服用していると思われる薬が落ちていました。

日高と東はその黒幕をなんとかして、自首をしようと考えていたのかもしれません。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる、東が部屋を借りられない理由ってなに?

師匠(東朔也)は俺みたいなやつは家を借りれないから偽名で借りていると言いました。

東はなぜ家を借りられないのでしょうか。

過去に何かをしているのでしょうか。

黒幕にはそれを握られてしまっている可能性があります。

師匠が偽名で貸してもらっている家の大家は誰なのでしょうか。

その人が黒幕なのか、黒幕との関係がある人かもしれません。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる、黒幕は誰なのか?

師匠が東朔也で日高と東の父親が3番目の被害者である四方さんに恨みを持っていました。

そのため一連の事件に対して犯行の動機があるのが、東と日高の父親だということになります。

父親が東の弱みを握り脅迫していると考えましたが、すでに父親は死んでしまったと師匠が言っていました。

あれが本当だとすると、四方さんを殺す動機のある人は東と日高の母親だということになります。

母親はとても優しい人のように描かれていました。

日高の義理の父親の不味かったラーメンをタダならと通い詰め、お嫁さんにもなりました。

元旦那が子どもに靴さえ買えない状況でお金を渡して、靴を買ってねと渡していました。

しかし貧乏だけど、一生懸命頑張っている人にお金を渡すことは少し無神経だと言える行動とも言えます。

日高の母親の消息はなぜか語られませんでした。

日高は一度日高の体で奄美大島に訪れ、自分が東朔也だと名乗りました。

日高はどうして自分のことを東朔也だと名乗ったのでしょうか。

そして東朔也は9話で奄美大島へ向かいます。

東はなぜ奄美大島へ行くのでしょうか。

東は母親に会いに行こうとしているのでしょうか。

しかし母親が東を脅迫しているようには思えません。

何か事情があるように思います。

いずれにせよ、四方さんを殺す動機を持っているのは日高と東と日高の母親であり、日高の方は殺して良い人間などいないと何百回も考えたと言います。
となると、東は殺害を無理矢理やらされているということになり、殺せと命じているのは日高の母親だということになります。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』8話観賞後の疑問点、やっぱり黒幕はいる、ボストンのシリアルキラーは誰なのか?

1つだけ気になることがあります。

ボストンのシリアルキラーの今日高は犯人ではないと、視聴者はみんな思っています。

五木さんも日高は良い人だと語っていました。

でもボストンではシリアルキラー(連続殺人犯)として容疑にかけられています。

あの過去はどう説明するのでしょうか。

この件があるため、日高が犯人であるという可能性もまだ拭えません。

だとすると、嘘をついた五木さんも怪しいということになります。

このドラマは一旦日高が犯人だと視聴者に思い込ませました。

しかし中盤で日高は犯人ではないと描きました。

その後犯人は師匠かもしれないと思い込ませました。

過去に視聴者に思い込ませたことを、ひっくり返しているため、もう一度ひっくる返すことがあるかもしれません。

そうだとすれば、犯人は東ではなく、他の誰かか、あるいは日高だということになります。