映画「東京喰種トーキョーグール」ネタバレ

映画

東京喰種トーキョーグールの映画は評価としてはまあまあでした。

しかし観ない方がいいかと言うとそうでもありません。

あらすじ

東京には喰種と呼ばれるヒトを食べる種族が住んでいた。

CCGによって多くの喰種は殺されたが、今も何人かの喰種が生き残っている。

喰種たちは自分たちの縄張りをもち、そこに生息しています。

ヒトを殺して食べるものもいれば、何日もヒトを食べず、自殺したヒトだけを食べるといういい喰種もいます。

蒼井優演じる喰種を好きになったカネキはデートの約束をし、デートをするが人気のいない路地で襲われてしまいます。

肩を噛まれ逃げ惑う彼らの頭上から工事機材が落ちてくる。

カネキは襲ってきた喰種の臓器を移植され一命を取り止めるのです。

退院したカネキだが、どうしてもハンバーグを食べることができないことに気づきます。

喰種はヒトが食べるものを食べることができないのです。

人が食べているものを食べるととても不味く感じる。

カネキは喰種の臓器を移植された半喰種なので、ヒトの肉を食べることにも抵抗があります。

そこで事故にあう前にも通っていた「喫茶店・あんていく」へ助けを求めにいきます。

その喫茶店は喰種が経営する喫茶店で店員は全員喰種です。客も大半が喰種というお店なのです。

か弱い喰種はあんていくでコーヒーを飲み（喰種はコーヒーのみ飲める）その帰りに自殺で死んだヒトの肉をもらって帰るというスタイルです。

少し落ち着いてきたある日、親友のヒデが大学の先輩の喰種に襲われます。

そこで、カネキの武器が現れる。

カネキの武器は尻尾が３つととても強力な喰種だったのです。

（蒼井優演じる喰種と同じ能力だ）

先輩をその３つの尻尾でやっつけ、ヒデを病院へ運びます。

この時頭から血を流すヒデを見て、初めてヒトを食べたいと思ったカネキだったのです。

喰種を絶滅させようとするCCGという機関の捜査官が、安定区に通うか弱き喰種親子を標的としていた。

必死に警備するあんていくのメンバーの働きにも関わらず、相田翔子演じるか弱き親喰種が殺されてしまいます。

残ったのは娘・ヒナミです。

彼女を守るためカネキとトーカ（清水富美加）が厳しい特訓をします。

CCGも亜門（鈴木伸之）が厳しいを特訓をし、決戦の日に備えていました。

CCGは死んだ母親の腕を餌に、ヒナミをおびき寄せた。

CCGは喰種の嗅覚は凄まじいことを知っているのです。

その罠に気づいたカネキとトーカは決戦へ向かいます。

トーカは戦い慣れしている真戸（大泉洋）と、カネキは亜門とです。

トーカは真戸の戦闘能力の高さに押されています。

カネキは戦いに疑問を抱きつつ戦うため、いまいち本領を発揮できません。

互角の戦いが続く。

トーカがトドメを刺されるところまで追い詰められた時、腕を切断される。

か弱いと思われていたヒナミが強力なスキルを持っていたのです。

ヒナミは真戸にトドメをさしたくないと叫びます。

カネキも亜門にトドメをさす寸前で、”この世界は間違ってる”と叫び去っていきます。

喰種の苦悩

喰種はヒトの肉しか食べられません。それ以外はコーヒーだけです。

ヒトが食べている食べ物は食べることができるが不味くて、体が受け付けないのであとで吐く羽目になります。

なので、できるだけ食べるのを避けたいのですが、見た目はヒトである喰種はヒトと交流関係を持っています。

そのため、一緒に食事をすることがあり、その際、ご飯を食べなければ喰種だと疑われてしまうため、嫌がるそぶりを見せることができないのです。

そういったところがしつこいくらいに描かれています。

また、ヒトを食べなければ空腹で辛いところが辛い部分です。

心のいい喰種はヒトを殺めることはしません。

ですが、食べなければ空腹が襲います。

安定区の喰種は自殺したヒトの肉を食べるのだが、それでは足りないはずです。

真戸はなぜお前たちが生きている。と喰種に問います。

トーカは生きるためにヒトを食べて何がおかしいと言います。

食べなければ死んでしまうのです。

この世界は互いの事情だけで物事を解決しようとする。

この世界は間違っていることがあるということを叫んでいるのかもしれません！

CCGの戦い方

CCGは過去に捉えた喰種の物理的能力を切断し、武器を生成します。

真戸はいくらでも伸び縮みする、凶器を武器にしています。

亜門は肉棒のような大きな棍棒を武器にします。

真戸はヒナミの母親であるリョーコの能力を武器として生成して、トーカとの決戦に挑んでいます。

窪田正孝の演技がアカデミー賞レベル

窪田正孝は喰種になったあと、空腹のあまりヒトの食べ物を食べては吐き食べては吐くという演技をします。

吐きすぎて周りは自分のはいた食べ物でぐちゃぐちゃになります。

そんな過酷な演技を普通にやり遂げています。
また、カネキがヒトの血を見たときに人間であるカネキと全く違う人格に変わります。

その変化をとてもうまく表現しています。
狂ったような、表情は窪田正孝さんや藤原竜也さんにしかできないのではないかと思うほど
うまく演じています。

役者の最高峰の仕事を観れる映画となっています。

映画としての評価

しかし、映画としてはスケールも小さく、始めは展開が遅いため見応えにかける部分があります。
もしかすると、DVDで見る程度でいいかもしれません。

そこは各自ご判断を。