「彼女の人生は間違いじゃない」

映画

「彼女の人生が間違いじゃない」

この映画はなぜか引き込まれる映像です。

 

あらすじ

東日本大震災から5年。母親を無くした主人公は父親と福島で暮らしていた。

平日は役所で普通に働く彼女は週末になると、夜行バスに乗って東京へ向かう。

みゆきは週末だけ渋谷でデリヘルのバイトをしているのだ。

そこで働く三浦という男性の運転でホテルへと向かうのが、いつものことだ。

父親は未だ母親との思い出ばかりを語る少し病んだ人。

そんなある日、三浦がいなくなり・・・。

 

キャスト スタッフ

三浦役に高良健吾。父親役に光石研、もう一人被災地で苦悩する男性役に柄本時生と非常に豪華なメンバーです。

さらに監督には「余命一ヶ月の花嫁」「PとJK」の廣木隆一さんという様々ジャンルの映画を演出できる実力派。

廣木さんの小説が原作となっています。

廣木さん自身が福島出身ということで、震災から5年経ってもなお、続く様々な問題をテーマにしています。

離れた地で住む東京の人たちはもはや震災は過去のものであると考えている人も多いかもしれないが

未だに多くの問題を抱えている東北の今を正確に描いている。

 

あらすじをもっと深く(ネタバレ注意)

主人公は父と二人で今も仮設住宅で暮らしている。

実は5年経った今でも7万人以上いるという。他にもセシウム、野菜の風評被害など

様々な問題が残る。そんな暮らしの中、早くに妻を無くした父は常に後ろを向いたまま。

震災がきっかけで考え方の違いから別れた元彼・山本から復縁を迫られるが、母を無くした時に放った山本の言葉が未だに心に引っかかる。

そんな苦しい状況の中でも貧しい生活を余儀なくされるみゆきは週末は渋谷でデリヘルをしている。

別にしたいわけではない。やらなければ食べていけないのだ。

そんな暮らしの中で唯一支えとなってくれていたのが、東京で働く三浦という男との出会いだった。

しかし、唯一の心の支えであった三浦が仕事を辞めて何処かへ消えてしまう。

 


映画は7月15日からです。

詳しくは劇場情報をご覧ください。