ひろゆき(西村博之)「1%の努力」感想〜普通をやめよう!

ひろゆきこと西村博之さんを私は嫌いでした。

なんだか自分が頭がいいのを知っていて、頭の悪い人を見下しているような気がしていたからです。

でもひろゆきさんはあえて、「周りの批判してくる人を犬が吠えているようにしか見えない」と言っているのを知って、興味を持ちました。

私もブログを書いていて批判してくる人をどう対処すればいいか考え悩んでいたからです。

私は批判してくる人を心の中では単なるアホだと思っていたので、それをあえて口に出して言えることに感動しました。

批判する人の対処法についてはまた違うところで書きます。

さて、ひろゆきさんは本の中ではとても良いことをたくさんおっしゃっています。

私はこの「1%の努力」を読んで、ひろゆきさんがすごく好きになりましたし、ひろゆきさんの他の著書も読みたくなりました。

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こちらではひろゆきさんの「1%の努力」を読んで特に印象に残ったことを書いていきます。

ひろゆき「1%の努力」概要

私が「1%の努力」を読んで感じた概要は、要するにみんな変なことを頑張りすぎているから、ちょっと立ち止まって考えてもっと要領よく生きようよということです。

「サラリーマンをやってる人は何も考えずにただ周りに合わせて生きていない?」と。

サラリーマンの特性を知り、全てを吟味しそれでもサラリーマンをやっている人は素晴らしいと思います。

でも「みんながやってるから私もサラリーマンやろうというのは、ちょっとアホですよね」と私は思いました。

そこでじゃあどうしたら、楽をしてそこそこ稼ぐことができるのか。

これがこの本には書いています。

その方法は極論「誰もやらないことをやる」です。

では私がこの本を読んで、特に印象に残ったことを書いていきます。

ひろゆき「1%の努力」重要なところ抜粋

私がとても驚いたのは、ひろゆきさんが「2ちゃんねる」を開発する前仲間がいたことです。

大学時代に起業をして、仲間もいたんだそうです。

でも大学卒業間近にみんな就活をして、その会社を出て行ったんですね。

普通なら無謀だと思うかもしれません。

でもひろゆきさんは1人でその会社を続けました。

私はここでやっぱり普通をやめたら成功するんじゃないかと思いました。

ひろゆきさん以外の人は「失敗したら怖い」、だから安定の確率が高い「就職」を選んだと思います。

でもひろゆきさんは安定を選択せず、失敗するかもしれない「特異性」を選びました。

それで2ちゃんねるがバズって大儲けすることになったんです。

でもひろゆきさんは別に危ない選択をしたわけではありません。

ひろゆきさんには「ひろゆきさんの哲学」があったんです。

普通をしない(少ない方を選ぶ)

ひろゆきさんは学生時代に生徒会長など面倒な役割にあえて従事していたようです。

それはなぜかというと、みんなが経験しないことをしていたら稀有な存在になれると知っていたからです。

この世界では特異性が有利だと子どもの頃にすでに知っていたようです。

人生の特異な方へ進んでいく。

これがまさにひろゆきさんの言う「1%の努力」なのではないかと思いました。

ひろゆきさんは「1%の努力」をしている人を働かないアリだと言っています。
「1%の努力」ができる人はここぞという時に努力をします。
そしてその努力で周りの人が得られないリターンを得てしまうんです。

だからひろゆきさんはみんなが就活をする時に、わざと自分だけ起業活動を継続することを選んだんです。

ひろゆき「1%の努力」重要なところ抜粋2ちゃんねるは他人のアイデア

2ちゃんねるは「あめぞう」という掲示板サイトを元に作成したと言っています。

ひろゆきさんが開発に携わった「ニコニコ動画」もYouTubeを参考にして作成しました。

ひろゆきさんは自分で「0から1を生み出す」能力はないと言っています。

0から1を生み出さなくても良い

例えば何もないところからふっと新しいものを生み出せる人が時々います。

例えばアメリカのマクドナルド兄弟がそうです。

マクドナルドはレイ・クロックというマーケターがFC戦略を投入し、様々な人とコラボしてここまで大きく成長させました。

しかしそれはマクドナルド兄弟がファストフードという画期的な商品を生み出したからできたことです。

ひろゆきさんは0から1を生み出すことはできなかったが、1になった素晴らしいアイデアを1以上に伸ばすことに長けていたんだと思います。

スティーブ・ジョブズもそうです。

IBMが開発したコンピュータを家庭に浸透させようと努力したから成功しました。

iPhoneももともとあったタッチパネルの技術と電話を組み合わせて普及させただけです。

スティーブ・ジョブズもひろゆきさんもこの「1%の努力」で巨万の富と名声を手に入れたのかもしれません。

ひろゆき「1%の努力」重要なところ抜粋「皆がやらないことをすると得」

私はこの本を読んでとても驚いたことがあります。

アメリカの飛行機はもともと客を多めにとっており、キャンセル待ちを期待しているんですね。

そしてキャンセルが出なかったら、誰かに飛行機を一回降りてもらい、満員に帳尻合わせをします。

その時普通は飛行機を降りる人になることを選びませんよね。

でもひろゆきさんは進んで手をあげるそうです。

なぜなら手を挙げただけで、席のグレードが上がったり宿泊費が安くなることを知っているからです。

みんながやりたがらないことにあえてチャレンジするだけで、大きな対価を得られることがあるとひろゆきさんは言っています。

周りの人がすごく嫌がることにチャレンジするからこそ、こういう本で書くネタを得られるし、得をすることができるんです。

ひろゆき「1%の努力」は読んだ感想

ひろゆきさんの「1%の努力」にはエッグスタンドの話が出てきます。

99%の努力をしてしまう人は、誰が使うかわからないエッグスタンドを一生懸命開発してしまう可能性があります。

例えばどんなに努力してもサラリーマンでは年収が3000万円を越えることができません。

なのに、そういう人たちは老後を心配したりするんですね。

それは無駄な努力をしているということになります。

もちろん、それで安定して暮らしていけるのですから、考え方によっては勝ち組なのかもしれません。

金融系の企業に就職すれば、月収80万円ほど安定的に得られるため、余剰資金を投資に回せば、資産形成をすることができます。

でも上司に頭を下げたり、AIの台頭を気にしなければなりません。

ひろゆきさんは「そんな努力などしなくても、すでにあるアイデアをちょっといじってより多くの人に届けることができれば、巨万の富を得られるかもしれないよ」と言っているのではないでしょうか。

ひろゆきさんは今フランスのパリで生活しているそうです。

調べたらひろゆきさんの年収は3000万円で、普通の人よりも資産を持っていると言っています。

出典:新R25

これも2ちゃんねるという簡単なプログラムを人のアイデアを参考にして公開し、YouTubeの日本版を川上量生さんという天才と一緒に考えただけです。

これはサラリーマンとて上司に頭を下げるより簡単なことです。

これこそが「1%の努力」です。

ひろゆきさんは今、英語圏で4chanを運営しています。

2019年にはペンギン村というオンラインサービスのような会員制掲示板をリリースしました。

私たちは、もしかしたら損をする時間の使い方をしているのかもしれません。

今はサーバー代だけでチャレンジすることができます。

TikTokやSHOWROOMを見て、使いにくいなと思ったり、改善した方が良いと思うことはないでしょうか。

改善点が見えているのであれば、ちょっとお金を貯めて、プログラミングスクールへ行き、kotlinやswiftを使って改良版TikTokやSHOWROOMをアップするだけで、好きな場所で生活できるようになるかもしれません。

ひろゆき「1%の努力」は読んだ方がいい

私がここで紹介できたのは本当にほんの一部です。

ひろゆきさんの「1%の努力」にはもっといろんなノウハウが詰まっています。

例えば椅子取りゲームの話や逆張りの話など、非常に面白いことがたくさん書いているんです。

ぜひ、実際に読んでみて人生の役に立てることをお勧めします。