ジャンプで2019年5月13日から連載がスタートした「サムライ8(エイト)八丸伝」。
【連載開始】
「サムライ8 八丸伝」
いよいよ本日より連載開始です!ぜひ本誌をお手に取って、ご一読を!よろしくお願いいたします!!!!!
こちらの表紙が目印! pic.twitter.com/RkKkk8BtCG
— SAMURAI8_official (@SAMURAI8_JUMP) 2019年5月12日
こちらでは考察が得意な久利生が、「サムライ8(エイト)八丸伝」第2話のネタバレと感想、考察を書いていきます。
目次
「サムライ8(エイト)八丸伝」」第2話ネタバレ
【第2話掲載!Cカラー&大増33P!!】
こちらの美麗Cカラーが目印!
「サムライ8 八丸伝」
第2話は本日発売の週刊少年ジャンプ25号に掲載!ぜひ、ご一読を! pic.twitter.com/CiLh6AgkES— SAMURAI8_official (@SAMURAI8_JUMP) 2019年5月20日
まだ読んでいない人は、ネタバレになるので、ご注意ください。
第1話で侍になることができた八丸は、自由の身になったのがとても嬉しいようです。
ペットだった早太郎は、空を飛ぶことができるようになっていました。
八丸は早太郎の背に乗って空を旅します。
この世界には、八丸の他のもたくさん侍がいるのかも知れません。そして悪党も。
そして行き着いたのは、八丸がオンラインでやっていた格闘ゲームで2位の記録を持っている、引きこもりの武士(名前が出てきません)がいる、「夜叉流忠道場寮」でした。
引きこもりの武士君は、夜叉流忠道場で侍を目指していましたが、今は無理だと思い諦めてしまっています。
だからオンラインゲーム上で、格闘スキルを鍛え、格闘ゲームで実績を積んだのかもしれません。
(ゲームにのめり込む人の心理はこういうことなのでしょうか)
彼はとても変な人で、誰かと接することを怖がっているような感じでした。
それでいつも独り言をしていました(自分の右手と左手と会話したり・・・)。
八丸はずっと1人で家に引きこもらざるを得なかった自分の境遇と照らし合わせ、救ってあげたいという気持ちが溢れてきたのかも知れません。
八丸は「自分にもその辛さがわかるよ!」と言いたかったのではないでしょうか。
しかし彼は、自分の辛さを誰かに簡単に理解してもらうことがとても辛かったのです。
そう思うくらい自分を惨めに感じていたのかも知れません。
どんなに努力しても侍になれない自分に、自信が持てなくなっていたのです。
八丸は、そんな彼にゲームの勝負を挑みます。
「勝負しても自分が勝つから意味がない」と言う引きこもり武士君に、「やってみないとわからない」と八丸は言います。
すると引きこもり武士君はその勝負を引き受けてくれます。
八丸はもし自分が勝負に勝ったら、引きこもりをやめて、早太郎の散歩に付き合ってくれるよう賭けをすることにしました。
八丸が負けたら、家を出て行くそれだけです。
元々引きこもり武士君がやっている格闘ゲームで、1位の記録を持つ八丸は圧勝します。
賭けに勝った八丸は、人と触れ合うことの楽しさを必死で伝えます。
自分にとって目の前にいる”引きこもりの武士君”が初めての友達であり、その人はとても面白いやつだったと言ってくれるのです。
そんな言葉で少しは外の世界に興味を持った引きこもり武士君は、外でしか浴びることができない素敵な空気に触れることになります。
そんな頃、何やらいかにも悪そうな3人組が八丸たちがいる道場に近づいていました。
「サムライ8(エイト)八丸伝」第2話感想
「サムライ8(エイト)八丸伝」はやっぱり読み応えがあります。
絵のクオリティもかなり高いですし、話の展開も全然違います。
一つ一つの言葉の重みが違う気がします。
それは、「ナルト」という漫画を第一線で描き続けてきた岸本斉史さんだから描ける、言葉なのかも知れません。
ちゃんとキャラクターの苦悩や葛藤が描かれており、その人をどうにか救おうとする主人公の心の大きさも描かれています。
まだまだ弱い八丸かも知れませんが、今までずっと機械に繋がれて家から出ることができず、辛い葛藤の日々を送ってきた強さは誰にも負けない勲章として心の中に刻まれている気がします。
だからなぜか人を引き付ける魅力を持っている気がします。
もちろんゲームが超うまいという特権もあるかも知れませんが、その特権は辛い境遇でも腐らず挑戦し続けてきたから得ることができたのではないでしょうか。
この八丸という侍から、これからどんなことを学べるのか、とても楽しみです。
「サムライ8(エイト)八丸伝」第2話考察
まだ2話しか読んでいませんが、この漫画にはたくさん考えることがあります。
- 「決めつけて何もしないのは、パンツを被っているのと同じ」とは?
- 八丸(侍)はサイボーグなのか?
「決めつけて何もしないのは、パンツを被っているのと同じ」とは?
第2話の冒頭で、達麻さんが言っている「侍とは「行動の人」だ。決めつけて何もしないのは、パンツを被っているのと同じ」とはどういう意味でしょうか。
普通の人は、色々やる前から自分にはできないのではないかと、線引きをしてしまいます。
初めから諦めて結局何もしません。
だからずっと何もできない人としてやっていくことになります。
もちろん行動をすれば、いろんな壁にぶつかり、落ち込み苦労することがあると思います。
だから、初めからトライしない人が多いのです。
でも何事もやってみなければ、できるかどうかわかりません。
やってみることには、なんのリスクもありません。
やってみてできなければ、辞めればいいのです。
なので、達麻さんはなんでもやる前に判断せず、まずやってみるんだと言いたかったのではないでしょうか。
八丸はこの言葉を、引きこもり武士君にも伝えます。
八丸は引きこもり武士君に、侍になる夢をもう一度持って欲しいと思っていたからではないでしょうか。
八丸(侍)はサイボーグなのか?
侍は鍵というメモリーユニット以外は、サイボーグだということが第1話で明らかになりました。
武神不動明王に選ばれたものだけが、その”腹に魂を宿す”ことができるようです。
「サイボーグに魂を宿す」とはどういうことでしょうか。
ちょっと意味がわかりませんよね。
でもこう考えればいいと思います。
皆さんも、今の体に魂が宿っているということです。
よく、AIが賢くなったら人間を滅ぼすのかなどの問題があると思いますが、基本的にAIはどんなに頑張っても人間が仕組んだ以上のことをすることはできません。
なぜならプログラミングされているからです。
こんなことをするなとインプットすると、人間を襲うなんてことは絶対にしません。
なぜならAIがどんなに賢くなっても、作ったのは人間だからです。
しかしもし魂を作れるようになったら、AIは人間の思ったことと違うことができるようになるかもしれません。
魂はどうやって作られるのかわかりませんので。
というか魂って本当にあるのでしょうか。
人間はクローンを作り出すことができます。
そこには魂が入っているのでしょうか。
私にはわかりません。
ですが、少し考えれば、魂というのがあるのかもしれないと思うことができるようになります。
人は「ああしたい、こうしたい」と思います。
例えば、「もっと起きていたいのに」と思ったり、「もっとかっこいい人になりたい」と思います。
ですが眠らなければ、眠たくなりますし、どう頑張っても一定よりはかっこよくなることはできません。
なぜなら自分の体を取り替えることはできないからです。
しかし人は「もっともっと」と思います。
諦めてしまう人はその魂が体にマッチしているからではないでしょうか。
でもどうしてもこの体の能力以上に、欲を求めてしまう人がいると思います。
そういう人はその体の知能ではできそうにないことでも、やりたいと思うのです。
それは魂が体より大きいということではないでしょうか。
魂が体より大きいから、その脳では考えられないことを考えたいと思います。
魂と体は必ずしもマッチしていません。
これで、魂と体は分離しているということがわかったと思います。
そして魂はあるということも。
八丸の魂はずっと外に出たいと思っていましたが、体が弱くて出ることができませんでした。
でも諦めてはいけないのかもしれません。
どんなに体が弱くても、魂が大きければ、やがて八丸のように外に出ることができるかもしれません。