菅田将暉「まちがいさがし」歌詞の意味(解釈)とは?『パーフェクトワールド』主題歌

菅田将暉

米津玄師さんがプロデュースした、菅田将暉さんの「まちがいさがし」は、ドラマ『パーフェクトワールド』の主題歌です。

菅田将暉「まちがいさがし」歌詞

作詞・作曲・プロデュース:米津玄師

まちがいさがしの間違いの方に
生まれてきたような気でいたけど
まちがいさがしの正解の方じゃ
きっと出会えなかったと思う

ふさわしく 笑いあえること
何故だろうか 涙がでること

君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ
その日から何もかも 変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
退屈なくらいに何気なく傍にいて

間違いだらけの 些細な隙間で
くだらない話を くたばるまで
正しくありたい あれない 寂しさが
何を育んだでしょう

一つずつ 探し当てていこう
起きがけの 子供みたいに

君の手が触れていた 指を重ね合わせ
間違いか正解かだなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で
君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ

君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ
その日から何もかも 変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
誰にも見せない顔を見せて

君の手が触れていた 指を重ね合わせ
間違いか正解かだなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で
君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ

(公開された部分を耳コピしたものです。)

菅田将暉「まちがいさがし」歌詞の意味考察

ドラマ関係なし

歌詞考察系のサイトを見ていると、BL要素が多いとありますので、本当にそうなのか、考えます。

ドラマ『パーフェクトワールド』の主題歌ですが、まずはドラマのことを考えずに、曲の歌詞だけ読んで、考察していきます。

まちがいさがしの 間違いの方に
生まれてきたような気でいたけど
まちがいさがしの 正解の方じゃ
きっと出逢えなかったと

僕は普通とは違う状態で生まれたような、気がしていたようです。

実際にそうなのでしょう。

でももし普通とは違う状態で生まれていたら、出会えなかった人がいます。

もちろん違う状況なら、もっと良い人と出会えた可能性もあります。

でも、今の方が幸せだと思えるような素敵な人に出会ったのかもしれません。

相応しく笑い合えること
なぜだろうか 涙が出ること

僕にとっては、普通の人と同じように好きな人と笑い合えることすら、奇跡に近いことなのかもしれません。

好きな人と一緒に楽しい時間を過ごすことなんて、できないと諦めかけていたのです。

君の眼が貫いた 僕の胸をまっすぐ
その日から 何もかも 変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
退屈なくらいに 何気なく そばにいて

誰でも恋をするものです。

大好きな人が自分の目をまっすぐ見てくれることほど、嬉しいことはないのかもしれません。

僕は常に逆境にいました。

普通ではないことで、いつも疎外感を感じていたのです。

あっちの遠くの方で、楽しくやってるけど、自分には仲間がいません。

本心で語れる人はいなかったのです。

せっかく見つけた仲間もやっぱり違う気がしていました。

そんな僕なのに君はなぜかずっとそばにいてくれます。

何も話さないのに、なぜかそこにいてくれるのです。

まちがいだらけの些細な隙間で
くだらない話をくたばるまで
正しく在りたい 在れない寂しさが
何を育んだでしょう

ここでの”まちがいだらけ”とは、普通の人にも当てはまるものだと思います。

どうやっていけば良いかわかる人などいません。

どうすれば良いかわからないから、人と一緒にいるのです。

誰もが認める正しい人になりたいです。

でも、何が正しい人なのか、自分にはわからないのです。

そうやって、考えながら成長を重ねていきます。

一つずつ探し当てていこう
起きがけの子供みたいに

私たちは常に勉強することが必要です。

社長でも、上司でも、偉い人でも、すごい人でも、その人が正しい人間かどうかはわかりません。

おじいさんでも、おばあさんでも学ぶべきことはたくさんあるのです。

プライドは捨てて、「”自分の無知”に気づくべきだ」ということではないでしょうか。

君の手が触れていた 指を重ね合わせ
間違いか正解か だなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた 淡いもやの中で
君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ

ここからガラッと展開が変わります。

正しいことをしよう、正しい人になろうと思っていましたが、恋の前では、そんなものがどうでもよくなると言っています。

恋はもやもやで探り探りで曖昧なものですが、はっきりしていることは君が好きだということです。

人生も同じではないでしょうか。

正解が何なのかわかりません。

もやの中で、手探りでさがしていきます。

でもその中に確かな正解は必ずあるのです。

”恋心と同じように”

君の眼が 貫いた 僕の胸をまっすぐ
その日から何もかも変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
誰にも見せない顔を見せて

僕は除け者にされてきました。

1人で隅の方でいつも寂しかったのです。

でも今はヒソヒソ話ができる相手がいます。

僕の大切な君がそっとそばにいてくれるのです。

君の手が触れていた 指を重ね合わせ
間違いか正解か だなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた 淡いもやの中で
君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ

僕の手に触れる人なんて親以外にいないと思っていました。

なのに、指を重ねてくれたのです。

それが本当に嬉しくて、悲しくて、「今までの常識だと思っていた嘘」が全部「本物」になったのです。

今まで経験したことのないほど心がぐるぐるかき回されて、君の虜になったのです。

タイトルの意味

”まちがいさがし”とは普通とは違うという意味だけではありません。

”まちがいさがし”とは、「正解・不正解の話」だったのではないでしょうか。

うまくいっている人を見て、あの人はすごい人だと思います。

ノーベル賞を受賞した人、芥川賞を受賞した人、国民栄誉賞を授与した人。

イチローを見て皆憧れて、宮崎駿さんを見て、ああいう風になりたいと思います。

米津さんに憧れて、音楽を始める人もいるのではないでしょうか。

でもいくら頑張っても自分は有名になれません。

優れた人にはなれないのです。

悔しくて辛いから、自分は天才じゃないんだ、”普通の人”なんだと言い訳をして諦めるのです。

今はたとえそうだとしても、あなたのそばに一緒にいてくれる人がいるのであれば、あなたはすでに必要な人です。

その人にとっては、かけがえのない人なのです。

英雄でも、神でも支える人がいなければ勇気は出ません。

もし支えてくれる人がいるなら、応援してくれる人がいるなら、偉大な人を目指して頑張ることができるはずです。

そうやって続けていけば、いつか「正解の方」にたどり着けるのです。

米津さんだってこんなに評価されているのに、”間違い”の方にいると思って努力しているのです。

米津玄師の曲はどう捉えてもいい

この曲は『「正しく生きる」、「正しい人になる」、そのために何ができるかな』と考えさせられる歌だったのかもしれません。

米津さんの曲はどんな人にも響くように作られています。

ですので、まちがいさがしという曖昧な表現をあえて使用しているのです。

「Lemon」の時もそうでした。

ある人は”彼女が亡くなった歌”のように捉えましたし、ある人は”家族が亡くなった時の歌”と捉えました。

米津さん自身は”大好きだったおじいさんの死”を胸に書いたと言っています。

今回の曲も、様々な解釈ができるように言葉を選んでいるのではないでしょうか。

だから、”BLの話”だと受け取る人がいてもいいのです。

『パーフェクトワールド』の内容解説

歌詞の意味を考える前に、ドラマ『パーフェクトワールド』の内容を押さえておきます。

菅田将暉さんの「まちがいさがし」はドラマの内容が色濃く反映されているため、先にドラマの内容を書いていきます。

ドラマ『パーフェクトワールド』の主演・松坂桃李さん演じる、鮎川樹は事故でお腹辺りから下が麻痺してしまった一級建築士です。

鮎川君は学生時代はバスケットボールをしており、運動神経が良く憧れの的でした。

鮎川君は、学生時代から付き合っていた彼女・雪村美姫に、事故後振られてしまいます。

その後鮎川君は、店でたまたま川奈つぐみ(山本美月)に出会います。

鮎川君は川奈の初恋の人でした。

このドラマは車椅子の人が、どのような悩みを抱えているのかを描いたドラマです。

鮎川君は、お腹から下が麻痺しているため、油断をすると便や尿を漏らしてしまいます。

完璧な人間だった鮎川君が、半身不随となりましたが、川奈はそれでも鮎川君を好きでいてくれました。

私は身体的障害を持っていないため、鮎川君の気持ちを全て理解できるわけではありません。

でも彼は本当に苦しいことを経験してきたのではないかと思います。

健常者が到底味わうことのできない辛さを経験したのではないでしょうか。

それでも鮎川君は、一級建築士を目指し、夢を達成したのです。

彼の気持ちや苦悩を川奈が取り除いていくのではないでしょうか。

今後の展開が気になります。

「パーフェクトワールド」のことをもっと知りたい人はこちら