浦沢直樹新連載「あさドラ」【ヒットの予感】どんな話?

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浦沢直樹さんの新連載「あさドラ」を店頭で見つけて、早速読んでみました。

なんか、「20世紀少年」の世界観が再び到来したような、スケールのでかさを感じます。

また爆発的にヒットしそうなので、紹介していきます。

あらすじ

2020年の東京オリンピック開催前に、東京で大規模火災が起きます。

その原因は何かわかりませんが、巨大生物の影が火の奥に現れます。

これが大きな衝撃となりますが、その後タイムスリップし、舞台は1959年になります。

「1959年があの巨大生物、東京大火災とどんな関係があるのか?」と疑問が爆発し、一気に引き込まれてしまいました。

映画を見ているような、ワクワク感が始まります。

1959年と言えば、1964年に開催される東京オリンピックの前です。

この頃にはすでに東京でオリンピックが開催されることが決まっていました。

そのため、オリンピックを目指す人もいました。

この辺は大河ドラマ『いだてん』と共通するところがあります。

そこで登場するのは、ちびまる子ちゃんのような女の子・アサです。

アサは小学5年生で、11人も子どもがいる大家族で暮らしています。

足が速いようで、オリンピックを目指す登場人物に嫉妬されるほどです。

その日、アサちゃんの家ではもう一人子供が生まれるということで、大慌てだったのですが、そこで事件が起きてしまいます。

アサちゃんが誘拐されるんですね。

とここからは、実際にご自身で読んでもらった方がいいです。

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大ヒット予感の理由

浦沢直樹さんの作品の特徴と言えば、スケールがでかいこと、伏線があらゆるところにあること、展開が半端なくぶっ飛んでいるということだと思います。

映画で観ても面白いのではないかと、思ってしまうほどの急展開が多いです。

「あさドラ」は、そんな要素がふんだんにあり、ヒットの香りがプンプンします。

「PLUTO」や「BILLY BAT」は人間が主人公ではなかったので、感情移入できませんでしたが、今回の主人公は可愛い女の子です。

初めの大きな伏線が2020年というもうすぐ来る未来の話です。

そこに現実では絶対にありえない、巨大生物が登場します。

しかも東京が大規模火災となっており、いきなりありえない展開から始まるのですが、絶対にありえないとも言えないのが、浦沢さんのすごいところだと思います。

だってゴジラが現れたとしても、不思議でないのが、この世の中ですw

もうすぐ来る未来の話と、誰も覚えていない1959年という未知の世界で、音楽という普遍的なものをキーポイントに位置付け、謎が謎を呼ぶ展開を演出しています。

ページをめくるごとに、引き込まれていくこの感覚は「20世紀少年」を彷彿とさせるものがあります。

今後どのような旋風を巻き起こすのか、注目です。