ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』が面白い理由

テレビ

モニタリングってなんか見ちゃいますよね。

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モニタリングはなんで面白いのでしょうか。

その理由を書いていきたいと思います。

モニタリングが面白い理由

モニタリングはタイトルの通り、”ニンゲン”を観察する番組です。

こんなことされた時に人はどんな反応をするのかを観察するのです。

視聴者は何かを覗き見ることに興味をそそられているのかもしれません。

人が何かをしているのを、テレビを通して覗き見することができるのです。

モニタリングが見せてくれるのは、是非覗き見してみたいような、面白い企画です。

企画がとても面白い

「か弱そうに見えるおばあちゃんが実はとても運動神経が良かったら、周りの人はどんな反応をするんだろう」といういかにも見てみたい実験を垣間見ることができます。

「木村拓哉さんのファンが美容室でシャワーされたら、どんな反応をするんだろう」という妄想もテレビの中で見ることができるのです。

ファンでなくても、木村さんという超人気アイドルが普通の人をサプライズしている姿はとても興味深いものです。

テレビの中の人が、普通の人に話しかけ、シャワーやドライヤーをしてあげている姿はとても珍しく見応えがあります。

そういった夢のような企画を観れるのが、「モニタリング」だと思います。

モニタリングはTBSの番組では珍しいほどの視聴率を得て、異例の2時間放送固定の番組になりました。

これは今までのテレビ史上的にも珍しいことではないでしょうか。

その人気は計り知れないのです。

一般人の反応が面白い

「モニタリング」は幽霊がいると演出したら、信じるか信じないかを一般の方をターゲットに行なっていました。

買ってきた奇妙な絵の少女が実際に目の前に現れますが、それはターゲットの目にしか見えないという設定です。

周りの人たちは、ターゲットの人だけが見えているように誘導するのです。

そのターゲットの反応が非常に面白いです。

視聴者は自分がもし、仕掛けられたらこんな風になるのかなと想像するのかもしれません。

「自分が同じことをされたらどうなるのか」と、考えながら視聴するのです。

もしも幽霊の演出が、誰が見てもすぐに嘘だと気づくものであれば、こんなに興味をそそられないかもしれません。

でもモニタリングの企画は非常にリアルに構成されているので、誰でも信じてしまうかもしれないと思うくらいリアルなのです。

視聴者は私でも信じてしまうかもしれないと、ターゲットの反応を追体験するのです。

自分がモニタリングされているわけでもないのに、自分が同じようなことをされているような気分になります。

それが一つの魅力かもしれません。

もちろん視聴者はターゲットではないので、誰かに見られているわけではありません。

ですので、安心しながら、だけどターゲットになったらどうなるだろうかと、ドキドキしながら見るのです。

そんな非日常的な状況を追体験できる番組に視聴者ははまってしまうのではないでしょうか。

ドッキリではない

よく考えれば、これはドッキリに近い番組かもしれません。

仕掛け人がいて、引っ掛けられる人がいます。

「モニタリング」はドッキリに非常によく似ています。

しかしモニタリングはあくまで、ある状況に陥ったらニンゲンはどんな反応をするのかということを観察する番組です。

この新しい切り口は今までなかったのかもしれません。

モニタリングされている人は、別に嫌なことをされているわけではありません。

むしろとても羨ましいことをされているのです。

そんな人を私たちは毎週観察することができるのです。

それが人気の秘訣なのかもしれません。