【『高嶺の花』4話考察】ももの今後は?

ドラマ

『高嶺の花』の4話は様々なことが変化した回になりました。

ぷーさんたち(峯田和伸)はついのもも(石原さとみ)の正体を知ることになりましたし、ももは運転手である高井雄一さん(升毅)の子どもであることがわかりました。

ももの母親は何者か?

ももはもう華道をやりたくないと言っています。

ももは孤独な芸術家にはなりたくないのです。

ぷーさんが孤独な芸術家がかっこいいと言ったら、必死で否定しました。

今は本当にその孤独が耐えられないのかもしれません。

しかし心のどこかで、自分は月島家を継がなければならないということをわかっているのではないでしょうか。

ももは月島家の家元・市松(小日向文世)の娘ではないということになります。

ももの母親の詳細はまだ出てきていませんが、相当な華道家であったのではないでしょうか。

公式HPの相関図にはももの紹介文に天才華道家と書かれています。

ももは天才的華道家なのです。

ももは家元の娘ではないとすれば、ももの母親こそ、家元を凌ぐほどの華道家であった可能性があります。

家元はももの才能が怖いのかもしれません。

あるいはももの中に母親の面影を抱いているのかもしれません。

そんなももは今、華道から足を洗おうとしています。

ぷーさんはモネのことにも詳しい芸術を愛する人です。

心は透き通っており、読書家で頭のいい男性です。

ももも普通の人とは違う才能と魅力を持ち合わせています。

家元は性格に欠陥があるように思います。

元婚約者の拓真(三浦貴大)も同じくどこか欠陥があるのです。

それに引き換え、ももとぷーさんは純粋で、愛情深く魅力的な人物です。

今は華道から距離を置こうとしているももですが、これから様々なことを経験したのちは、家元も立ち入れない素晴らしい境地に達するのではないでしょうか。

そんなももを支えることができるのは、ぷーさんだけなのかもしれません。

顔より心

ぷーさんはブサイクで、貧乏で今まで付き合ったこともない芋くさい男です。

ですが、誰よりも愛情深く人間味のある尊敬できる人です。

ももは拓真というイケメンに掘れましたが、結婚式の直前で捨てられてしまいました。

拓真は家元のハニートラップに引っかかり、できちゃった結婚をするのです。

ぷーさんは大好きな人に自分がされて嫌なことはしないと言って怒りました。

ぷーさんは絶対にももを傷つけるようなことはしないのです。

おそらく、結婚式の当日に自分を捨てるようなことは絶対にしないのではないでしょうか。

人は心より顔なのでしょうか。

かっこいい人、お金を持っている人と結婚すれば毎日がハッピーなのでしょうか。

ステータスと、より良い暮らしは保証されるでしょうが、それが幸せに繋がるのでしょうか。

物的には満たされるかもしれませんが、心が満たされなかったとしたら、その人生は幸せなのでしょうか。

そこからは個人の考え方によりますが、ももは貧乏だけれども、優しくて心を傷つけられない、ブサイクなぷーさんを選びました。

ももは物的幸せよりも、心の幸せを選んだのです。

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芸術家は不幸か

芸術家は人にはない才能を持ってさぞ幸せに暮らしているだろうと思う人がいるかも知れませんが、人には見えないものが見える反面、普通の人ができることをできない人が多いのではないかと、ももは言いました。

自分は孤独になりたくないのではないでしょうか。

誰にも理解されず、孤独に死んでいくことを恐れているのかも知れません。

ももは天才がゆえに、凡人になりたいのかもしれません。

普通の人は後世に名を残すような優れた人物になりたいというけれど、死んだ後は何もわからないのだから、歴史上の人物になっても意味がないとももは言いました。

確かにそうだと思いました。

歴史の教科書に名を残したとしても、その人の人生が幸せだったかどうかはわからないのです。

今を幸せに生きることがどんなに大切か、ももは伝えたかったのではないでしょうか。

人にはない才能など必要ないのかもしれません。

必要なのは幸せになる力ではないでしょうか。