宇多田ヒカル「真夏の通り雨」歌詞の意味(解釈)とは?

宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの「真夏の通り雨」の歌詞を考察していきます。

宇多田ヒカルさんの「真夏の通り雨」はどのような曲なのでしょうか。

宇多田ヒカル「真夏の通り雨」歌詞

作詞:宇多田ヒカル
作曲:宇多田ヒカル

夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまで鮮明だった世界 もう幻

汗ばんだ私をそっと抱き寄せて
たくさんの初めてを深く刻んだ

揺れる若葉に手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
いつになったら悲しくなくなる
教えてほしい

今日私は一人じゃないし
それなりに幸せで
これでいいんだと言い聞かせてるけど

勝てぬ戦に息切らし
あなたに身を焦がした日々
忘れちゃったら私じゃなくなる
教えて 正しいサヨナラの仕方を

誰かに手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
今あなたに聞きたいことがいっぱい
溢れて 溢れて

木々が芽吹く 月日巡る
変わらない気持ちを伝えたい
自由になる自由がある
立ち尽くす 見送りびとの影

思い出たちがふいに私を
乱暴に掴んで離さない
愛してます 尚も深く
降り止まぬ 真夏の通り雨

夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまであなたがいた未来
たずねて 明日へ

ずっと止まない止まない雨に
ずっと癒えない癒えない渇き

宇多田ヒカル「真夏の通り雨」歌詞の意味考察

“夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまで鮮明だった世界 もう幻”

夢がとても美しかったのでしょうか。

もう一度その世界に戻りたいけれど、もう戻ることはできません。

”汗ばんだ私をそっと抱き寄せて
たくさんの初めてを深く刻んだ”

私を育ててくれた人のことを言っているのかも知れません。

外で遊んでいた私も、家の中では必死に愛をもらっていたのです。

“揺れる若葉に手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
いつになったら悲しくなくなる
教えてほしい”

あなたのことを恋しく思っているようです。

若葉が揺れる情景は人を感慨深くさせるのかも知れません。

あなたはいなくなってしまったのでしょうか。

あまりにも悲しく、神に嘆いている気がします。

“今日私は一人じゃないし
それなりに幸せで
これでいいんだと言い聞かせてるけど”

誰かと一緒にいる時も、ずっとあなたのことを考えいているのかも知れません。

あなたと一緒にいないことに違和感を感じているのです。

本当はあなたと一緒にいたいのです。

“勝てぬ戦に息切らし
あなたに身を焦がした日々
忘れちゃったら私じゃなくなる
教えて 正しいサヨナラの仕方を”

あなたは私に振り向いてくれるはずがないのに、私は諦めきれず頑張ったのかも知れません。

あなたの愛を忘れてしまったら、私は壊れてしまいそうなのかも知れません。

もう諦めないければならないのに、なかなか諦めることができないのです。

“誰かに手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
今あなたに聞きたいことがいっぱい
溢れて 溢れて”

誰か違う人を見つけようとすればするほど、あなたが心の中にやってくるのかも知れません。

やっぱりあなたのことを愛しているのです。

あなたが私の心から出ていってくれないのではないでしょうか。

“木々が芽吹く 月日巡る
変わらない気持ちを伝えたい
自由になる自由がある
立ち尽くす 見送りびとの影”

時は移ろいゆきます。

本当はあなたのことなど早く忘れたいのに、どうしてもあなただけは私の心から離れないのです。

もうこれは抑え込めないと、諦めたほうがいいのかも知れません。

あなたにばかり捕らわれてはいけないと周りの人は言いますが、そんな声も聞こえないのです。

“思い出たちがふいに私を
乱暴に掴んで離さない
愛してます 尚も深く
降り止まぬ 真夏の通り雨”

早く抜けて欲しいのに、いつまでもいつまでも私の中にあなたは居続けるのです。

本当はすぐに終わるはずだったあなたへの感情は、ずっと長く続いています。

消えるどころか、より一層深くなるのです。

“夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまであなたがいた未来
たずねて 明日へ”

夢の中にはあなたがいるのです。

夢の中ではあなたが私に微笑みかけてくれるのかも知れません。

夢の中ではあなたが明日も明後日もいてくれると思えたのです。

あなたがくれた愛が、私の夢をあなたで埋め尽くすのではないでしょうか。

現実でもあなたに会いたいのです。

そのために生きているようです。

“ずっと止まない止まない雨に
ずっと癒えない癒えない渇き”

あなたへの想いがいつになっても消えないことを表現しているように思います。

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MV考察

世界の厳しさの中に、人々の愛が垣間見えます。

辛い日々の中にも、愛が溢れているのです。

家族が寄り添い、厳しい現実に温かさを与えています。

花が咲き、木々が芽吹く情景は厳しい現実に逆らう自然たちの強さを描いているように思います。

それは私たちを育ててくれた両親の愛にも似ているのです。

暗闇の中に見える光、厳しい現実の中で幸せそうに遊ぶ子供たち。

日常の切れ端の中に、苦悩と幸福が交差しています。