宇多田ヒカル「花束を君に」歌詞の意味(解釈)とは?

宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの「花束を君に」の歌詞の意味を考察していきます。

宇多田ヒカルさんの「花束を君に」はどのような曲なのでしょうか。

宇多田ヒカル「花束を君に」歌詞

作詞:宇多田ヒカル
作曲:宇多田ヒカル

普段からメイクしない君が薄化粧した朝
始まりと終わりの狭間で
忘れぬ約束した

花束を君に贈ろう
愛しい人 愛しい人
どんな言葉並べても
真実にはならないから
今日は贈ろう 涙色の花束を君に

毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く
ただ楽しいことばかりだったら
愛なんて知らずに済んだのにな

花束を君に贈ろう
言いたいこと 言いたいこと
きっと山ほどあるけど
神様しか知らないまま
今日は贈ろう 涙色の花束を君に

両手でも抱えきれない
眩い風景の数々をありがとう

世界中が雨の日も
君の笑顔が僕の太陽だったよ
今は伝わらなくても
真実には変わりないさ
抱きしめてよ、たった一度 さよならの前に

花束を君に贈ろう
愛しい人 愛しい人
どんな言葉並べても
君を讃えるには足りないから
今日は贈ろう 涙色の花束を君に

宇多田ヒカル「花束を君に」歌詞の意味考察

“普段からメイクしない君が薄化粧した朝
始まりと終わりの狭間で
忘れぬ約束した”

普段はメイクをしないのに薄化粧だけしたようです。

始まりと終わりの間とは何を指しているのでしょうか。

そこで主人公は忘れられない約束をしたようです。

この部分では何のことを言っているのかわかりません。

”花束を君に贈ろう
愛しい人 愛しい人
どんな言葉並べても
真実にはならないから
今日は贈ろう 涙色の花束を君に”

花束を愛しい人に贈りたいと言っています。

言葉では嘘っぽいから、涙を流すと言っているのかもしれません。

涙があなたにとっての花束になると言っているのでしょうか。

今日は泣いてあげることが、あなたへの一番の贈り物になるのです。

“毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く
ただ楽しいことばかりだったら
愛なんて知らずに済んだのにな”

人生には辛いことがたくさんあります。

その辛さを軽くするのが、本当の愛だと言っている気がします。

あなたの愛が私の苦しさを軽くしてくれたのです。

”花束を君に贈ろう
言いたいこと 言いたいこと
きっと山ほどあるけど
神様しか知らないまま
今日は贈ろう 涙色の花束を君に”

本当は感謝の気持ちや寂しさを伝えたいけれど、何も言わないと言っています。

それは心の中だけにとどめておくのです。

そうでなければ、それが嘘に聞こえてしまうからです。

あなたの愛の何よりの証拠は私から流れる涙なのではないでしょうか。

あなたがいなくなることを、私はこんなにも悲しく思っているのです。

“両手でも抱えきれない
眩い風景の数々をありがとう”

あなたがくれた幸せな時は、私の中に抱えきれないほど残っています。

それはこれからも私の心を綺麗にし、背中を押してくれるのです。

“世界中が雨の日も
君の笑顔が僕の太陽だったよ
今は伝わらなくても
真実には変わりないさ
抱きしめてよ、たった一度 さよならの前に”

どんなに辛い時でも、君の笑顔があれば、私は安心していられたのです。

そんなことを本当は伝えたいけれど、今は伝わらないじゃないか。

本当はね、もう一度君に抱きしめて欲しかったんだよ。

今は君に抱きしめてもらったことを思い出して、胸をいっぱいにするのです。

“花束を君に贈ろう
愛しい人 愛しい人
どんな言葉並べても
君を讃えるには足りないから
今日は贈ろう 涙色の花束を君に”

どんなことを言ってもあなたへの感謝は語りきれないのです。

あなたにもらった愛は今日まで、ずっと続いていたからです。

私の心にどんどん溜まっていきました。

その一つ一つが涙として流れてきたのではないでしょうか。

本当に大好きだった人の死を目の前に、何も言葉は出てこないのかもしれません。

なぜなら悲しくて、寂しくて、言葉が出てこないからです。

今はあなたのせいで涙がたくさん出てくるのです。

ありがとうって言葉も出せないくらいに。

始まりと終わりの狭間とは

冒頭の歌詞がとても難解です。

主人公の大切な人が亡くなった歌であることがわかります。

始まりと終わりの狭間とは何なのでしょうか。

始まりとは生誕のことをさすと思います。

終わりとは死をさすのではないでしょうか。

主人公の大切な人は生誕と死を経験しています。

しかし薄化粧をしているとあるので、そこにはまだ大切な人がいたのではないでしょうか。

最後の葬儀場へ向かう前、大切な人はまだそこにいたのです。

もしかすると、この歌の主人公は最後に二人きりで、何か約束をしたのかもしれません。

その中身は知りませんが、大切な人との破ることのできない、約束だったのではないでしょうか。

PR

MV考察

なぜこんなにも表情が感情を語るのでしょうか。

宇多田さんの顔を見ていると、言葉にならない感情が伝わってきます。

悲しさ、遣る瀬無さ、無情、困難、苦しみ、悟り、数々の感情が宇多田さんの表情から伝わってきます。

再始動の1段目に配信したこの曲はどうしてモノクロのMVだったのでしょうか。

宇多田さんは音楽から離れ、普通の生活をしていたと言いました。

でも声はきちんととおり、休止前と変わらない歌声がそこにありました。

何年も歌を歌っていなければ、こんな綺麗な声が出ないのではないかと思います。

本当は毎日発声していたのではないでしょうか。

どうして歌えなかったのか。

宇多田さんの真実がこのMVに隠されている気がします。

どんなに辛いことがあっても、あなたがくれた愛は私を笑顔にしてくれます。

輝く水はあなたの笑顔なのかもしれません。

暗闇に流れる水のせせらぎは心を軽くさせるのです。

そしてそれは時に悲しさの感情ともなります。

水の流れは口よりも物を語るのです。