ASIAN KUNG-FU GENERATION「生者のマーチ」歌詞の意味(解釈)とは?

歌詞考察

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲「生者のマーチ」のMVが公開されました。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲「生者のマーチ」はどのような曲なのでしょうか。

ASIAN KUNG-FU GENERATION「生者のマーチ」歌詞

作詞:後藤正文
作曲:後藤正文

午後になって太陽が濡れた頬を乾かして
静かに燃える日々の頼りない輪郭をなぞった

そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
こと切れるまで

モノクロの葬列を見送った町外れの
丘からは鈍色に
立ち昇る悲しみが見えたんだ

そばにただ居るだけで
涙がそっと流れ落ちて
祈る前に抱きしめて
朽ち果てるまで

血の味のしない 僕らの魂
手繰り寄せた手が震えていたんだ
寂しくなったよ
愛おしく思ったよ また

そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
いつの日か こと切れて
朽ち果てるまで

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ASIAN KUNG-FU GENERATION「生者のマーチ」歌詞の意味考察

”午後になって太陽が濡れた頬を乾かして
静かに燃える日々の頼りない輪郭をなぞった

いつも変わらない太陽は、いつもと違う自分の心を少しだけ温めてくれたのかも知れません。

誰でも知っている大きな大きな神のような存在が、誰も知らない私の悲しみを少しだけ和らげたのです。

”そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
こと切れるまで”

この歌詞はとても難しいです。

そこにただ在るだけとは太陽のことを言っているようです。

何もせずに存在しているだけで、自分のことを抱擁してくれるそんな存在を表現している気がします。

”モノクロの葬列を見送った町外れの
丘からは鈍色に
立ち昇る悲しみが見えたんだ”

辛いことが起きていることをとても詩的に表現しています。

”そばにただ居るだけで
涙がそっと流れ落ちて
祈る前に抱きしめて
朽ち果てるまで”

この歌詞もとても難しいです。

そばにいてくれるだけで、ありがたくて泣いてしまう、そんな存在について歌っている気がします。

そんな人へは溢れる想いが抑えられず、抱きしめてしまうのかも知れません。

そういった感情は決して消えないと思うほど強いのです。

”血の味のしない 僕らの魂
手繰り寄せた手が震えていたんだ
寂しくなったよ
愛おしく思ったよ また”

こちらもとても難しいです。

血の味のしない 僕らの魂とはどういう意味でしょうか。

魂は肉体と乖離していると言っているのでしょうか。

肉体とは解離している魂がたぐり寄せた手は震えていたと言っています。

つまり溢れる感情が触れた手(肉体)の先からも感情が溢れ出ていたと言っているのではないでしょうか。

それで相手の感情も伝わって、より一層好きになったのです。

”そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
いつの日か こと切れて
朽ち果てるまで”

大好きな人への変わらない思いを伝えているような気がします。

それは太陽のような普遍的なものの象徴のように、決して無くならない感情なのです。

あなたが私を好きでいてくれるなら、私は決して消えない太陽のような存在になりたいのです。

大好きを受け止めてくれた大好きな人には、ずっと幸せでいてほしい、そういう気持ちが伝わってきました。

MV考察

大切な人を亡くした主人公が火葬場で煙を見て初めて泣いてしまう動画です。

大切な人が煙になり、空へ消えていったとき、もう亡くなってしまったんだと辛く、悲しく抑えられない感情が溢れ出てしまったのです。

人は肉体を持っています。

肉体があったから話してくれたし、手を触れてくれたのです。

今はもう肉体がなくなったことを、煙が証明したのです。

もう話してくれないし、もう触れることもできなくなりました。

でもなぜかまだあなたがいるような気がしてならないのです。

この歌は別れの歌だったのでしょうか。

人は亡くなっても必ずどこかに魂として存在している。

でもだとしても、もう会えない。

会うことはできない。

そういう悲しさを伝えていたのかも知れません。