最後のジェダイはエンペラー・オブ・ザ・ムービーだ!【ネタバレだらけ】

映画

やっと観れました。最後のジェダイ!

この映画は間違いなく文句なしに”最っ高の映画”です。今までのスターウォーズを凌ぐ面白さであり、それは同時に今までの全ての映画を凌ぐ面白さであると言えるのです!

あのジョージ・ルーカスが、「見事な出来だ」と認めちゃったんです。

「最後のジェダイ」だと言う割にはライトセーバーをバンバン使うし、レイもカイロレンもバコバコ戦います。

さらにルークもその特殊なパワーを活かして戦いまくります!

まだ観ていない人は観ないと絶対にもったいない!

「君の名は。」が面白い?そんな物ただのおもちゃだ!「最後のジェダイ」は今までの映画がガラクタだったのではないかと思えるほど、面白い映画です!

この映画が”伝えたいこと”

ルークがレイにフォースとは”何か”を説く場面があります。

「フォース」とは考え方の違う者同士が対面した時に起きる”もの”であり、悪と正義がある限り、その力は生まれると言っています。

たとえジェダイが滅びたとしてもフォースは生きつづけるのだとも言います。

ジェダイは本来、悪と正義のバランスを保つ者でした。しかしジェダイそのものが悪を生み、その秩序を破壊したのです。

そのため、ルークは新しいジェダイを育てることを拒んでいるのです。

世界の平和を保つためには正義と悪のバランスが保たれていなければなりません。

しかしどちらかの力がまさった時それはまた大きなパワーを生むことになります。それが戦争であり、それこそが一番の悪なのです。

ジェダイの交信

この映画ではレイとカイロレンがフォースを使って随時交信しています。

レイは交信をしながら、なぜカイロレンが暗黒面に落ちたのかを探ろうとします。

交信の結果、カイロレンがなぜ暗黒面い落ちたのかを知ることになります。さらに、更新中にカイロレンの体に触れることにより、カイロレンの更生の兆しを感じ取るのです。

それが、スノークとの対話へと繋がるのですが、これらの交信はスノークが仕向けたことであったとスノークから告げられます。

スノークはレイを暗黒面に導くために、二人を交わらせたのです。

このように今回今までになかったくらいジェダイ同士の交信が描かれます。

スターウォーズは常に進化しており、今までになかったシーンが盛り込まれていきます。

この部分も今までなかったそんなシーンの一つなのです。

ジェダイの戦い

この映画は全てのファンを魅了しています。私が嬉しかったのは、レイとカイロレンが手を組んだ時、本っ当にかっこいいジェダイの戦いが見れたからです。これはアナキンの物語以来観れていなかった、ジェダイの最高レベルの戦いでした。

ライトセーバーがブンブン鳴るし、カイロレンの身体能力は凄まじいし、レイはちょっと弱いながらも頭を使ってどんどんエリート・プレトリアン・ガード(ファースト・オーダーでは桁違いに強い赤い兵士)を倒すし。

こんな戦いを「最後のジェダイ」で観れるなんて思っていなかったので、嬉しかったです。

ほんのひと時でも、カイロレンを信じることができたので良かったです。

ルークが戦うシーンも鳥肌ものでした。映画の最後の最後とうとうルークが戦場へやってきます。

ルークの登場に恐怖を覚えたカイロレンは全ての攻撃をルークに向けるよう指示をします。

その命令どおり何百発ものレーザーがルークを撃ち抜くのですが、ルークは傷一つ付きません。

怒り狂ったカイロレンは自ら赴き、ライトセーバーを抜くのですが、全く歯が立ちません。

ここでルークの戦いが観れるのは本っ当にゾクゾクしました。

何年ぶりのことでしょうか。ルークが無傷で歩き出すシーンはかつてのマーク・ハミルのプリンスのようなかっこよさが蘇りました。

ルークはライトセーバーをしまい、武器を持たずにカイロレンの前に立ちはだかります。

カイロレンのライトセーバーはルークの体を通過するのですが、ルークは倒れません。

もう一度、ルークの体をカイロレンは射抜くのですが、ルークの体をライトセーバーがスッと通過させます。

ルークはオクトー(ルークが隠れている惑星)にいながら、自分の体を戦場へ送り込んだのです。

この力は今までのストーリーでは登場しなかった力です。それほどルークの力は偉大だということがわかるシーンです。

ヨーダが説いた最後の教え

レイが修行をほっぽり出して、カイロレンの元へ向かった後、ルークは一人、最悪の結末を考え、ジェダイの書を寺院もろとも破壊してしまおうとします。

そこへ登場するのがヨーダです。

このヨーダは旧三部作の時のヨーダのビジュアルで新三部作のかっこいいCGのビジュアルではないところが注目です。

なぜならこの時のヨーダは旧三部作後のヨーダでなければなりません。なので、あえてクオリティの低いヨーダを出しているところがとてもすごいところの一つです。

ルークはジェダイの寺院を焼き払うことができませんでしたが、そんなルークを尻目にヨーダは寺院を焼き払うのです。

燃える寺院を見たヨーダは子どものように喜びます。

久しぶりのルークとの再開を喜んでいるようにも見えます。

そして、ヨーダはルークに最後の教えを説くのです。

フォースは受け継いでいかなければならない。レイは大丈夫だ。レイに全てを受け継ぐのだ。失敗したことも全て。

弟子に超えられることこそ、師の定めであると!

古いものは捨てるべきだ!と

ヨーダが出てきたときのルークの安心した表情。そして、この映画の不安を一気に払拭してくれるパワーがありました。

この映画はルークやレイアが一番上の世代です。残る者たちはルークとレイアを頼りにやってきます。

しかし、ジェダイの魂はずっと生き続けるのです。

何かの壁にぶち当たった場合は、生前の師からの助言を受けることも時には大事なことなのです!

かわいいキャラクターたちが大活躍

今回の映画では動物やドロイドたちが大活躍します。

BB−8はキャタクターたちの窮地を何度も救います。

序盤ではポーの乗るXウイング・ファイターが故障した場面で故障部分を全身全霊で直すのです。

そして、フィンとローズがカントニカで追い込まれた時も、宇宙船を連れて助けにきます。

さらに、フィンとローズがキャプテン・ファズマに押されている時も、敵の大型ドロイドを操縦して助けにやってきます。

このような思った以上にドロイドが活躍するのも今回の見どころです。

ルークが隠れている惑星オクトーではポーグやケアテイカー、タラ=サイレンがその緊迫した状況への一呼吸を与えてくれ、笑いを誘っています。

ファジアーやヴァルプテックスはレジスタンスの危機をだっするほどの活躍を見せるのです。

ファジアーは囚われたフィンとローズを乗せて町中をめちゃくちゃにします。

ヴァルプテックスはレイア姫やポーがクレイトの基地を抜け出す際の抜け道を教えてくれるのです。

このように動物たちの助けがなければ、今回の物語は成立しなかったと言えるのです。

テミリ・ブラッグは何者?

最後にテミリ・ブラッグという少年が、フォースを使って箒を引き寄せ、その箒をライトセーバーのように構えるシーンがあります。この子はジェダイの騎士なのでしょうか。

ジェダイは滅びると思っていましたが、よく考えるとそうではないのです。ジェダイは代々受け継がれるものではなく、突然変異的に生まれるものです。なので、この子がジェダイの騎士で、これから起こる危機を救うなんてことはあり得るのです。

しかし、ローズに助けられ、レジスタンスに憧れる良い心を持ってくれていて良かったですね。

”最後のジェダイ”とは

この映画の”最後のジェダイ”というのはとても深いものだと思っています。

それは誰なのかということではありません。

誰なのかという意味ではルークであり、レイであり、テミリ・ブラッグのことを指すと思います。

大事なのはジェダイに”最後”があるのかどうかということだと思います。

ジェダイとは宇宙の平和のバランスを保つものとして何千年も前から存在しています。

そんなジェダイの最後とは何を意味するのでしょうか。

思えば、旧3部作の後にすでにジェダイがルークのみとなり、その時点でルークが最後のジェダイとなりました。

しかし、ジェダイは元々子孫を残してはいけない存在です。

そのため、アナキンがパドメと結婚した際は大問題になりました。

ジェダイとは子どもを残してはいけないので、ジェダイからジェダイが生まれることはありません。

ジェダイは突然変異的に生まれるのです。ということはジェダイの最後というのはないと考えることが正当かと思います。

しかしルークは世界の平和のバランスを保つべきジェダイが悪を生んだことに失望し、ジェダイを葬ろうとしていました。

ルークが行おうとしたこと、その行為が最後のジェダイだったのです。

さらに、ルークはジェダイの木もろともジェダイの書を焼きはらおうとします。

それに躊躇した結果、ヨーダがその書を全て焼き払ってしまうのですが、それこそジェダイの最後だったのかもしれません。

この映画の中では最後のジェダイというものに相応しい場面がたくさん出てきます。

このタイトルの「最後のジェダイ」というものは誰かというそんな単純なものではなく、”何か”という深い部分に至ると私は考えています。

なので、監督であるライアン・ジョンソンさんは映画公開前に「”最後のジェダイ”はルークだよ」と言ったのではないかと思うのです。

ライアン・ジョンソンが作った新しい伝説

ライアン・ジョンソン監督はとてもスターウォーズを良い意味で新しくしてくれました。

今回のスターウォーズは「ローグワン」のように宇宙戦争のミッションがたくさん描かれています。

今までのスターウォーズでは命をかけた宇宙戦争のキワキワのミッションをあまり描いてきませんでした。

ジェダイがいるから、簡単なんだろう。とどこか神の戦いだと思い安心しているところがありました。

しかし今回の映画にはレジスタンスの戦士たちが普通の人としてかなり活躍します。

また、宇宙船を使った大規模の戦いも様々な角度から描かれるので、こういった点が今までのスターウォーズと全然違います。

またカントニカの都市カント・バイトのカジノが変わった宇宙人で埋め尽くされているシーンがあるのですが、このシーンも今までのカット割りとは違う手法で演出されています。

今まではオマージュも兼ねてじっくり、ゆっくり、宇宙人たちを見せて回る演出でしたが、「最後のジェダイ」ではテンポよく前にずんずんと進んでいくカメラワークを使っています。

さらに、出てくるマスター・コードブレイカーやラヴィーなどは今までのスターウォーズでは出てこなかったちょっと変わったビジュアルをしています。

まるで、全く違う映画の登場人物なのではないかと思ってしまうビジュアルのキャラクターがここで一気に出てくるのです。

これはかなりの変化で、とても大胆な演出だったと言えるでしょう。

また、カイロレンの考え方も日本のゆとり世代のような常識を破る考え方です。

このような点も新しいスターウォーズの要素だと思うのです。

このようにライアン・ジョンソン監督は良い意味で、期待を裏切り、スターウォーズは新たな映画へと進化させたのです!

序章

序盤は「ローグワン」を観ているような感覚でした。

ポーを筆頭に若きレジスタンスたちが命をかけて、ファースト・オーダーの軍艦一隻を爆破します。

それによって多くの命を落とすのです。その中にはこの映画で大活躍するローズ・ティコのお姉さんペイジ・ティコも含まれます。

この部分は特別面白いというわけではありませんが、命を投げ捨てて、作戦を遂行する姿はやっぱりただ事じゃないなと、圧倒されます。

その後、フィンが目を覚まし、ファースト・オーダーの基地を水浸しにします。

この部分も特段面白いわけではありませんが、序章としてはありでしょう。

物語の始まり

そして、ここから一気に観客を吸い込んで行きます。

レイが渡したライトセーバーはルークの手によって、捨て去られます。

ルークは予想通り、レイの修行の申し出を断るのです。しかしそんなことで折れるわけもないレイはしつこくルークにつきまといます。

しかしルークは帰れ帰れの一点張り。一緒に来たチューバッカも説得に加わりますが、それも効果はありません。

そこにハン・ソロがいないことに気付いたルークは逆に心を病みます。

ルークはオクトーと呼ばれる座標に存在しない惑星で、フォースを活かして暮らしています。

ルークが海で獲物を狩る姿はまるで「ONE PIECE」の主人公ルフィーのようです。

そんなルークと接している中、レイはある遺跡を見つけます。

レイは導かれるようにその遺跡へと到達するのです。そこには古きジェダイの書籍が埋蔵されています。

レイはルークにここを知っていると言います。

その言葉を聞いたルークは「お前はなぜここに来た」と問い、興味を示すようになります。

レイは「自分のフォースをどう扱えばいいかわからないから怖い」と言います。

その夜、ミレニアムファルコンに乗り込んだルークはR2-D2と再開します。

R2-D2はルークにかつてオビワンを説得するために見せたレイア姫のフォログラムを見せるのです。

「あなただけが頼りです」その言葉に心を動かされたルークはレイの修行をすることを告げます。

レジスタンスの窮地

その頃レジスタンスの船は逃げ終えたその先で、ファーストオーダーの逆襲に合います。

なぜかファースト・オーダーは高速で移動してきたレジスタンスの場所を突き止めたのです。

どうやって追って来たのかわからないレイアはとりあえず、戦うことにしますが、全く歯が立ちません。

レジスタンスの船を攻撃しにやってきたカイロレンはレイア姫の乗っている場所近くへ到達します。

そこで、レイア姫を殺すこともできましたが、ジェダイ親子の更新の結果、カイロレンはレイアを打ち抜くことはありませんでした。しかしファースト・オーダーの別の男がレイアのいる場所近くに弾薬を打ち込み、レイアは宇宙の藻屑となります。

ポーが乗る船はなんとかシールドを張って、その場を凌ぐことになるのですが、このままではやられてしまうのも時間の問題です。レイアは死んだかと思いましたが、フォースを使い、宇宙空間を移動していました。体が荒れ果て、傷を負いながら、ポーが救出できる場所まで向かいます。レイアは倒れてしまい、治療を受けている間、新しく指導者に立ったのがレジスタンス初期からのメンバーでレイアとも親交の深いホルド提督です。ホルド提督は無鉄砲なポーを敬遠し、ポーとは反対にファースト・オーダーとは戦わずにげる方法を考えます。

フィンとローズの秘策

そういった窮地を知ってか、フィンはレジスタンスの船から脱出しようと試みます。そんなフィンを捕らえたのが、序章に登場したペイジ・ティコの妹、ローズ・ティコです。ローズは姉との絆の証であるペンダントを胸に機械整備に行う女性でした。そんな彼女が逃げ出そうとする臆病者フィンと対話しているうちに、ファースト・オーダーが追ってきているのは先頭一隻の信号を頼りにしているからであるということに気づきます。つまり、先頭一隻のみ爆破すればあとは逃げ切ることができるのです。そう考えたフィンとローズはポーに作戦を打ち明け、コード破りの天才・マスター・コードブレイカーを探しに向かいます。

カントニカはギャンブルと武器製造で巨万の富を得た銀河の外れにある惑星だった。そこでは虐待されながらも賭博のレースに参加させられるファジアーという動物と少年飼育員たちが暮らしていました。マスター・コードブレイカーはギャンブルに明け暮れる怪しい男でした。

そこへやってきたフィンとローズはマスター・コードブレイカーを見つけた途端に警察のような組織に取り押さえられます。牢獄で作戦の話をしていると、同じ部屋にいたDJ(ベネチオ・デル・トロ)が自分は暗号解読のプロだと名乗り上げます。

彼はファースト・オーダーの暗号も解読できると言うのですが、その汚い風貌と信用できない容姿を見て、無視します。そんなフィンたちを横目にまんまと鍵を開けて牢獄を出て行くDJのあとをついて二人も外へ出ます。

そして、飼われていたファジアーに乗って、二人は街をめちゃくちゃにします。ファジアーに乗って、マスター・コードブレイカーを探そうと試みますが、マスター・コードブレイカーは見つかりません。乗ってきた船に乗って逃げようとしますが、その船も爆破されてしまいます。二人が諦めかけた瞬間、船を見つけたBB-8とDJが現れます。二人はその船を乗り、窮地を脱出するのです。

レイの修行

レイの修行を始めたルークはフォースの存在について説き始めます。ルークはフォースはジェダイの騎士にだけ備わったものではないと説明します。正義と悪が対峙した時に生まれるパワーこそがフォースなのだというのです。

レイに集中させたルークはレイにある悪と正義を試します。レイは悪の存在を知り、近づき怖がらずに悪の元へ落ちてしまいます。それを見たルークはレイが悪を怖がらず向かっていったことに恐怖を覚えるのです。

またベン・ソロ(カイロレン)と同じように暗黒面を作り出してしまうかもしれないと。

しかし気を取り直して、修行は続けられます。そんな中、レイは近くにある悪の象徴とされている場所へ向かいます。

その洞穴に落ちてしまったレイは、自分の両親がどこにいるのかを問いただします。その幻想のような世界で、答えを見つけたかったレイは普通ならば取り乱してしまいそうな環境でも冷静に対処し、答えが出ないことに対してもきちんと対応して受け入れるのです。

修行中随時やってくるカイロレンのフォースを通した更新の最中、レイはカイロレンと手のひらを交わすことになります。レイはカイロレンの中にある善の心の可能性を見出し希望を持ちますが、それを見たルークが怒り狂います。

カイロレンはルークに殺されそうになったから暗黒面に落ちたとレイに打ち明けます。自分の力が巨大だと知ったルークはカイロレンを殺そうとしたのだと。それを知ったレイはルークに牙を剥き、真実を説明するよう問いただします。

ルークは、ベンがスノークに洗脳されていたことに気づき、日に日に強くなる悪の力を抑えるため、寝ているベンを襲おうとライトセーバーを起動させるのですが、それに気づいたベンがルークを追い払います。そしてルークが気づいた頃にはベンとルークの弟子はいなくなっていたのです。正直に自分の過去を打ち明けたルークをレイは許し、カイロレンを暗黒面から引き出すと言い出します。それに賛成できないルークは無視しますが、レイはルークを置いて、ファースト・オーダーの基地へ向かうのです。

先頭の船での死闘

チューバッカとともにファースト・オーダーの基地に降り立ったレイは、カイロレンに歓迎されます。その足でレイはスノークのいる場所へと向かいます。スノークは当然、レイを暗黒面へと勧誘しますが、レイはそれを拒否します。

しかしスノークの力は絶大でレイの抵抗も虚しく、レイはおもちゃのように扱われてしまう。そんな状況を見かねたカイロレンがフォースを使ってスノークの体を真っ二つにしてしまいます。

レイとカイロレンはエリート・プレトリアン・ガードとの死闘の末、目の前の敵を全滅させます。

レイはベン・ソロ(カイロレン)を暗黒面から解放できたと安堵するのですが、ベンの口から出た言葉は予想外のことでした。

ベンは、「暗黒面もレジスタンスもルークもレイアも滅ぼして、新しい組織を作るのだ」と言うのです。それにレイも参加してほしいと懇願するのです。ベンは「お願い」と子どものように訴えかけますが、レイはライトセーバーを引き寄せようとします。それに対抗するカイロレンは同じくそのライトセーバー引き寄せようとします。

同じ頃、ファースト・オーダーの先頭の船に忍び込んだフィンとローズとDJとBB-8は「クリアランス・コード」へ向かっていました。この暗号さえ解ければ、レジスタンスの船を追跡しているデータを破壊することができる。

しかし後一歩のところで、キャプテン・ファズマに見つかってしまい取り押さえられてしまいます。さらにDJはファースト・オーダーに手懐けられて、裏切る形となるのです。窮地に立たされたフィンとローズは拷問にかけられます。

レジスタンスの基地では作戦は失敗に終わったことが知らされ、ポーの作戦はおじゃんになります。必死で抵抗するポーでしたが、目を覚ましたレイアに取り押さえられ眠らされます。レイアは貨物船に忍び込んで、古き反乱軍の基地へ向かう計画を実行します。

レジスタンスの母船に一人残ったのはホルド提督でした。計画はうまくいったかに見えましたが、貨物船で逃げようとしていることに気付いたファースト・オーダーが貨物船へ攻撃を仕掛けてきます。

レイとカイロレンの力は互角で、決闘の末、ライトセーバーが真っ二つに割れてしまいます。

フィンとローズも顔にレーザーを突きつけられ、もはや大ピンチ。

そんなとき、ホルド提督が、船の向きを変え、向かう方向はをファースト・オーダーの船へと変換します。

ホルド提督は最後に残った高速移動機能を使って、ファースト・オーダーの船を破壊しようとするのです。

ホルド提督の命を掛けた攻撃がフィンとローズとレイを救いました。

フィンはキャプテン・ファズマを置いて逃げることもできましたが、ファズマとの決闘を受け入れます。

ローズが心配するなか、なんとかファズマに勝ったフィンはローズとともにファースト・オーダーの船に乗って逃げ去るのです。

クレイトでの決闘

鉱石でできた惑星クレイトへ逃げることに成功したレジスタンス一行はファースト・オーダーの追っ手を振り切ってなんとか基地の扉を閉めることに成功します。しかしファースト・オーダーの追っ手はその門をも破壊するほどの力を持っているとフィンが打ち明けます。

フィンは隠れるのではなく、レイアの力を信じて戦うべきだと言い、その言葉にのったレジスタンスたちは、門を破壊しようとするファースト・オーダーたちに立ち向かっていくのです。

ボロボロの旧型機をスキー・スピーダーを操縦しながら、ほぼ負け戦を繰り広げるレジスタンスたちの必死の奮闘も虚しく、作戦は失敗に終わり、扉は破壊されます。その最中無鉄砲なフィンを助けるために命をはったローズが大怪我を負ってしまいます。倒れる寸前、ローズはフィンにキスをするのです。

そんなピンチへやってきたのが、ルーク・スカイウォーカーでした。

ルークは門の外へ、その身一つで繰り出していきます。

ルークの存在に気付いたカイロレンは全ての攻撃をルークへ向け発射させます。

ルークは普通であれば、粉々になる攻撃を受けながらも、かすり傷一つつけずに歩き出します。

そんなルークの姿を見たカイロレンは機体を降りて、ライトセーバーを手に突撃するのです。

ルークの圧倒的な強さに歯が立たないカイロレン。

しかしルークはライトセーバーをしまい、カイロレンの攻撃を受ける素振りを見せます。

ルークとカイロレンの決闘の最中、レイアとポーはルークが時間稼ぎをしてくれていることに気づきます。

なんとか抜け道を見つけ、外へ出ようとするのですが後一歩のところで、抜け道が瓦礫に埋もれていることに気づきます。

レイアとの通信装置を持ったレイはチューバッカと一緒にその通信を手繰っていました。

通信の電波は目の前にあるというのに、そこにはいくつもの瓦礫があり、人が通ることができません。

レイはフォースを使って瓦礫をどかすことにします。

ルークはカイロレンの攻撃を受けたにも関わらず、体は傷はつきません。もう一度カイロレンはルークの体にライトセーバー突き刺しますが、ライトセーバーはルークの体をすり抜けてしまいます。ルークはその最強の力を駆使して、自身の魂をクレイトまで運んでいたのです。

最上のフォースの力を駆使し、自身の体を遠く離れた惑星に投影したルークはきちんと役目を果たし、安堵します。

レイの助けもあり、レジスタンスの面々はミレニアム・ファルコンの中へ逃げることに成功し、ファースト・オーダーの追っ手も振り切り、逃げることに成功するのです。

そこには新たな希望レイを乗せた船内の姿がありました。

しかし、オクトーでは二つの太陽を見上げ、疲れ果てたルークがその姿を消してしまいます。

ミレニアム・ファルコンの中ではルークが死んだことに気付いたレイアとレイがその死はマイナスな死ではなく笑顔に満ちた死であったことを悟るのです。

フォースを秘めた若き戦士

そして舞台はカントニアに移ります。ローズが助けたテミリ・ブラッグという少年が、友人にジェダイについて熱く語っていました。そこへやってきた彼の飼い主・バーグウィル・トンダーが、テミリに掃除をするよう促します。テミリはフォースを使って箒を手に吸い寄せ、掃除を始めるのです。テミリが星空を見上げる、その手に持つ箒はまるでライトセーバーのように光り輝くのでした。

まとめ

この物語は悪と正義の物語だと小さい頃教えられました。それは大人になり、考え方の違うもの同士の戦いであると感じました。人間はどうしても怒りを抑えられない生物です。後になって冷静に考えた時、あのような怒りを爆発させる必要もなかったと反省することもあるのです。

このジェダイの悪と正義の物語は、どんな人にも存在する憎悪の話なのかもしれません。いつもどんなときも人間は悪と隣り合わせにいるのです。どんな人物であろうと、悪へ落ちてしまう可能性を秘めているのです。

しかしどんな時でもその勧誘を払いのけ、正義を貫く必要があるのだ。

レジスタンスにいる人たちは組織的に正義のように描かれているが、その中にも悪と正義があり、絶大なる勇敢で正しい勇者ポーも時として、暴走魔のごとく揶揄されることがあるのです。途中ホルド提督すら、悪者扱いされました。

レジスタンス内部でさえ、暴動が起きます。組織とはそういうもので、たとえ正義の中にさえ摩擦は生じるものなのです。しかし、レイアのような公平で尊敬できる最高の指導者がいる限り、無鉄砲で正義感の強い危険なポーでさえもきちんと正しい道を歩むことができるのです。

私はそういう救いの場所がある場所こそ正義なのではないかと思います。

キャリー・フィッシャーについて

エピソード8の公開前にレイア姫役のキャリー・フィッシャーさんがお亡くなりになりました。

とてもショッキングで残念なことです。私は「最後のジェダイ」ではレイア姫の出番は少ないのではないかと思っていました。しかし、予想以上にとても多くて、びっくりしたと同時に感動しました。

レイア姫はこの時代において最高の指導者として、また最高にかっこいい女性として描かれています。

思えば旧3部作においても、そのキャラクターと信頼感はずば抜けていました。この女性はいつの時代にもスターウォーズの中で素晴らしくかっこよく活躍する女性なのです。

そんなレイア姫を演じるキャリーさんがお亡くなりになられて、心配なのがエピソード9での出番です。

「最後のジェダイ」の最後もレイア姫はまだまだ元気で、「もう準備は整っています」とレイの質問に答えていました。

となると、エピソード9でもかなり重要な役割をするのではないかと私は思っています。

現在では、レイア姫が登場するのかしないのか、情報が錯乱しているため、本当のところはわからない状態です。

キャリー・フィッシャーさんのご子息はキャリー・フィッシャーの映像の使用権を全て制作側に譲っています。

なので、過去の映像を使用することは可能です。果たして、エピソード9でレイア姫は登場するのか。とても注目が集まっています。

One More Things

今日はもう一つ。

このスターウォーズの話は実は実話的要素が強いです。

もちろん話自体は空想で作り物ですが、ここに描かれていることが実際に起こっているか起こっていないかでいうと起こっています。

しかし実態はもっと想像を絶することです。

ジェダイのような種族は山のようにいます。

ジェダイは伝説ではありません。次元を越えればジェダイはたくさんいます。

そういうことにご興味がある方は次元について少し推敲してみてください。

この話は正義と悪の均衡の話です。

しかし本当の宇宙の平和とは存続です。存在自体が一番重要です。

それはあなたの存在ではなく、宇宙の存在です。その宇宙の存続のためには地球が必要不可欠なのです。

そしてその地球を存在させるためには正義と悪のバランスが必要なのです。