【歌詞考察】改めて見てみるとそこにはいくつものアイデアと仕掛けがあった!中島美嘉「雪の華」

中島美嘉

2003年に日本レコード大賞「作詞賞」を受賞した、中島美嘉さんの「雪の華」の歌詞考察をしていきます。

日本レコード大賞作詞賞を受賞しているので、とても難しく、才能豊かでとてもレベルの高い歌詞となっています。

いくつもの仕掛けとアイデアが溢れ出ているので、一緒に見ていきましょう。

中島美嘉「雪の華」歌詞

作詞:Satomi
作曲:松本良喜

のびた人陰(かげ)を舗道にならべ
夕闇のなかを君と歩いてる
手をつないでいつまでもずっと
そばにいれたなら
泣けちゃうくらい
風が冷たくなって
冬の匂いがした
そろそろこの街に
君と近付ける季節がくる

今年、最初の雪の華を
ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
幸せがあふれだす

甘えとか弱さじゃない
ただ、君を愛してる
心からそう思った

君がいるとどんなことでも
乗りきれるような気持ちになってる
こんな日々がいつまでもきっと
続いてくことを祈っているよ

風が窓を揺らした
夜は揺り起こして
どんな悲しいことも
僕が笑顔へと変えてあげる

舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと
降りやむことを知らずに
僕らの街を染める
誰かのためになにかを
したいと思えるのが
愛ということを知った

もし、君を失ったとしたなら
星になって君を照らすだろう
笑顔も涙に濡れてる夜も
いつもいつでもそばにいるよ

今年、最初の雪の華を
ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
幸せがあふれだす

甘えとか弱さじゃない
ただ、君とずっと
このまま一緒にいたい
素直にそう思える

この街に降り積もってく
真っ白な雪の華
ふたりの胸にそっと想い出を描くよ
これからも君とずっと…

中島美嘉「雪の華」歌詞考察

Satomiさんは雪の降る情景を見て、この歌詞を思いついたのではないかと思います。

雪の降る情景や桜の花びらが舞う情景は情緒に溢れており、人の心を感動に誘うものです。

そう言った情景を見て、数々の名曲が生まれていますが、この曲も名曲の一つです。

この歌詞は二つの角度から構成されています。

一つは君がいることで自分が支えられているということ。もう一つは君を支えようと想う気持ちです。

僕は街に雪が降る情景を見て、君に支えられていることに気づきます。

”のびた人陰(かげ)を舗道にならべ
夕闇のなかを君と歩いてる
手をつないでいつまでもずっと
そばにいれたなら
泣けちゃうくらい

風が冷たくなって
冬の匂いがした
そろそろこの街に
君と近付ける季節がくる

今年、最初の雪の華を
ふたり寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に
幸せがあふれだす

甘えとか弱さじゃない
ただ、君を愛してる
心からそう思った

君がいるとどんなことでも
乗りきれるような気持ちになってる
こんな日々がいつまでもきっと
続いてくことを祈っているよ”

それをこちらまでの歌詞で綺麗に表現しています。

風が冷たくなり、冬の気配が漂い始めた初冬の頃、街には今年最初の雪が振り始めます。

それを見て、僕と君は手を繋ぎ、体を近づけながら歩いています。

そうしてふと僕は君に支えられているということに気づきます。

街で雪が降ったことをきっかけとして、君への感謝の気持ちを深く考えることになったのです。

”風が窓を揺らした
夜は揺り起こして
どんな悲しいことも
僕が笑顔へと変えてあげる

舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと
降りやむことを知らずに
僕らの街を染める
誰かのためになにかを
したいと思えるのが
愛ということを知った

もし、君を失ったとしたなら
星になって君を照らすだろう
笑顔も涙に濡れてる夜も
いつもいつでもそばにいるよ”

後半のこの部分では、家の外で吹雪いている雪の音を聞いていると、僕が君を守ろうと決意しています。

家の中で、外の騒がしい音を聞いて、側で眠っている君の顔を見て守ってあげたいと思ったのではないでしょうか。

このように雪が降ることをきっかけに僕と君の愛が深まったそんなとても美しい歌詞となっているのです。

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中島美嘉「雪の華」歌詞”とても綺麗なフレーズ”

”のびた人陰(かげ)を舗道にならべ”

街の風景をこのように表現することで、おとぎ話に出てくる物語のワンシーンや、とてもおしゃれなミュージックビデオのワンシーンを見ているような気分になります。

とてもおしゃれで素晴らしい表現だと思います。

”泣けちゃうくらい”

こちらはとても素直に人の感情を表現した言葉で、当時はとても斬新で度肝を抜くような歌詞だったのではないでしょうか。

”泣けちゃうくらい”というフレーズを歌詞に入れた人は今までいなかったのではないでしょうか。

とても才能溢れるフレーズだと思います。

”風が冷たくなって
冬の匂いがした”

こちらもとても素晴らしい表現です。風が冷たくなることは誰でも感じたことがありますが、冬の匂いを感じたことはあまりないかもしれません。冬の気配がした街の趣を匂いで表現したとても素晴らしいフレーズです。

そしてそんな季節を”君と近付ける季節がくる”と表現しています。こういう気持ちになった人は多いのではないでしょうか。

この言葉はそんな人たちを代弁する歌詞となりました。

”風が窓を揺らした
夜は揺り起こして”

こちらはとても感性豊かな表現だと思います。

風が窓を揺らすと、家が揺り動かしているように感じるのは誰でも経験していることではないでしょうか。

そういった感覚をうまく表現した感性がすごいと思います。

ここでは家ではなく「夜」を揺りうごかすとしています。

”舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと
降りやむことを知らずに
僕らの街を染める”

こちらでは雪が降って街に雪が積もることを、”街を染める”と表現しています。

こちらも詩的な表現で素晴らしいと思います。

”誰かのためになにかを
したいと思えるのが
愛ということを知った”

こちらでは”愛”とは何かを定義しています。

それを”誰かの為に何かをしたいと思える”ことだとしているのです。

”ふたりの胸にそっと想い出を描くよ
これからも君とずっと…”

最後にこのように表現し締めくくっています。

雪の降る情景が”ふたり”の思い出になっていくというとても趣深い締めくくりとなっています。

まとめ

この歌詞は様々な工夫がされており、文字数も多くとてもレベルの高い歌詞だと思います。

これはまさに日本レコード大賞にふさわしい超名曲レベルだと思います。

そんな歌詞が人々の心に訴えかけたのか、楽曲自体も大ヒットとなっています。

これからもこういった素晴らしい歌が生まれることを願っています。