flumpool「素晴らしき嘘」歌詞の意味(解釈)とは?〜ドラマ『知らなくていいコト』主題歌

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flumpoolの「素晴らしき嘘」は、日テレのドラマ(吉高由里子主演)『知らなくていいコト』の主題歌です。

flumpoolの「素晴らしき嘘」はどのような曲なのでしょうか。

歌詞考察歴3年の私が、flumpoolの「素晴らしき嘘」の意味を考察していきます。

flumpool「素晴らしき嘘」歌詞

作詞:山村隆太
作曲:阪井一生

絵に描いたような月に 雲のインクがこぼれた
むき出しの心を 隠した僕のようだ

プライドが邪魔をして
息を潜ませた 牢獄の中

きっと誰にも白黒つけられない 何度も引き裂かれながら
素顔と仮面を 無意識にすり替えてゆく
本当のことはいつでも あなたと僕の中にある
この世界を敵に回しても 奪えはしない

正直さばかりが 正しいわけじゃないこと
みんな分かってるのに 正論を求めるんだ

モラルでさえ押し付ければ
ナイフのように誰かを傷つけるんだ

そっと悲しくないと誤魔化すほうが 誤魔化さないよりも痛い
分かってる それなのに互いに強がり合って
『大丈夫』とおどけて笑う あなたの優しき嘘に
気付いてるから救われるんだよ

ひとつの答えじゃ生きづらい時代だろう
絆のカタチだってさ 人それぞれだろう
だからこそ僕ら 歩み続けるんだよ

きっと誰にも白黒つけられない 何度も引き裂かれながら
素顔も仮面も 二人にとっては真実
大切な想いは今も あなたと僕の中にある
この世界を敵に回してもいい 誰も奪えない

flumpool「素晴らしき嘘」歌詞の意味考察

flumpoolの「素晴らしき嘘」は、とても深く難しい曲です。

flumpoolの「素晴らしき嘘」の歌詞はどのようなことを伝えているのか、具体的に考えました。

絵に描いたような月に 雲のインクがこぼれた
むき出しの心を 隠した僕のようだ

この歌詞は非常に難解です。

月が空に輝いています。

雲に隠れた月

その月を雲が覆ってしまいます。

本当は輝いているのに、雲が隠してしまうんですね。

僕の心は輝いているのに、僕はそれをいつも隠しているのでしょうか。

ここで重要なのは、山村隆太さんがあえて絵に描いたような月にインクをこぼすと表現していることです。

絵に描いたような月とは普通綺麗な月と捉えます。

しかし”綺麗な”とは書かれていません。

そこにインクをこぼすと表現することで、不意に月が雲で隠れてしまったことになっているのではないでしょうか。

主人公は本当は隠したくないものを隠してしまったと言っているように思います。

そしてその隠したかった心は決して綺麗ではないのかもしれません。

絵に描いたような月、それは本当の心ではないのでしょうか。

隠した心はむき出しだが、本当の心ではないのかもしれません。

とても深い歌詞となっています。

プライドが邪魔をして
息を潜ませた 牢獄の中

息を潜めるとは隠れるという意味です。

牢獄の中で主人公は自分を守るために隠れているのです。

牢獄のイメージ写真

恥ずべきことをしたと感じているのでしょうか。

僕は何かを隠しています。

それは自分を守るために行なっているのです。

僕は世間の目を気にしています。

何かやましいことをしてしまったのでしょうか。

きっと誰にも白黒つけられない 何度も引き裂かれながら
素顔と仮面を 無意識にすり替えてゆく
本当のことはいつでも あなたと僕の中にある
この世界を敵に回しても 奪えはしない

人の心は複雑で、答えの出ないことが多いです。

僕は悪いことをしたんでしょうか。

あなたのことを嫌いになるけれど、どうしても離れることができません。

本当の自分と偽りの自分。

僕は2つを生きています。

2人だけが知っている本当の自分。

たとえ僕がどんなに悪いことをしたと分かっていても、あなたは僕を愛してしまうのです。

それが愛なのかもしれません。

正直さばかりが 正しいわけじゃないこと
みんな分かってるのに 正論を求めるんだ

みんな正しいことを求めようとします。

何が正しいのか本当は誰も分かっていないのに、真実を見つけようとするのです。

本当に正しいこととは何なのでしょうか。

素直にありのままの事実を伝えることがいつも正しいとは限らないのです。

モラルでさえ押し付ければ
ナイフのように誰かを傷つけるんだ

道徳も無理やり押し付けたら人を傷つけることがあります。

常識は捉え方によっては凶器になり得るのです。

人はそれぞれ違います。

生まれた場所も環境も性別も。

そんな違いだらけの人たちを、1つのルールで守ることはできないのでしょうか。

そっと悲しくないと誤魔化すほうが 誤魔化さないよりも痛い
分かってる それなのに互いに強がり合って
『大丈夫』とおどけて笑う あなたの優しき嘘に
気付いてるから救われるんだよ

本当は誰だって辛いのです。

悲しいことだってたくさんあります。

でも相手に心配させないようになんでもないふりをします。

それは愛でしょうか。

相手のことをもっと知りたい。

でも相手を想うからこそ、打ち明けないこともあります。

立場が違えば、考えることが変わってきます。

たとえそこに愛があってもすれ違うことがあるのです。

ひとつの答えじゃ生きづらい時代だろう
絆のカタチだってさ 人それぞれだろう
だからこそ僕ら 歩み続けるんだよ

今世界は多種多様な考え方を受け入れる時代になってきています。

答えは1つではありません。

他人が自分の意見と違っていても、暴れてはいけないのです。

正解は1つではありません。

だから難しいのです。

でもだからこそやるべきことがあるのではないでしょうか。

だからこそ問題は起きる。

そこに我々が生きる意味があるのです。

きっと誰にも白黒つけられない 何度も引き裂かれながら
素顔も仮面も 二人にとっては真実
大切な想いは今も あなたと僕の中にある
この世界を敵に回してもいい 誰も奪えない

正解は1つではありません。

正義は捉え方によって違ってきます。

今でも何が正しかったのかわからないのです。

でもたったひと時でも愛し合うことができたのであれば、それはあなたと僕の大切な思い出ではないでしょうか。

ドラマ『知らなくていいコト』考察

flumpoolの「素晴らしき嘘」の歌詞は、ドラマ『知らなくていいコト』の内容に深く関わっているような気がします。

ドラマ『知らなくていいコト』でもっとも気になることは、主人公の真壁ケイト(吉高由里子)の父親が無差別殺人犯かもしれないということです。

『知らなくていいコト』は「エデンの東」と密接に関わっています。

「エデンの東」の物語の本質は悪は生まれつき備わっているものなのかということです。

ケイトは自分が無差別殺人犯の娘であるかもしれないという理由から、婚約者に振られてしまいます。

もう1人の元彼氏・尾高由一郎(柄本佑)もケイトの父親のことを調べました。

そのことについてケイトの母親・真壁杏南(秋吉久美子)と話している過去があります。

flumpoolの「素晴らしき嘘」の歌詞から考察すると、正しいことは1つではないと伝えている気がします。

あなたの正義は他人から見れば悪に変わるということでしょうか。

ケイトの父親は乃十阿徹(のとあとおる)で、無差別殺人犯なのかどうかはまだわかりません。

乃十阿徹はどうして無差別殺人を犯したのでしょうか。

そこにもしも正当な理由があったにせよ、それは決して許されることではありません。

でもflumpoolの「素晴らしき嘘」の歌詞には、あなたと僕の中には世界を敵に回してもいいと思える正義があると描かれている気がします。

乃十阿徹と母親・杏南の間に何があったのでしょうか。

杏南は死の直前ケイトにあなたの父親はキアヌ・リーブスだと嘘をつきます。

それは「素晴らしき嘘」でした。

「素晴らしき嘘」

このドラマにはまだ素晴らしい嘘が隠れている気がします。

血など関係ない

このドラマのテーマは悪とは何か。

そして正義とは何かです。

さらには悪は”血”(遺伝子)で決まるのか。

答えはノーだと言っているはずです。

「東のエデン」が訴えているテーマと被ります。

元婚約者の野中春樹(重岡大毅)は、ケイトが殺人犯の娘かもしれないという理由で婚約を破棄します。

ケイトが犯すかもしれない悪。

野中の事情による悪。

どちらも人を傷つける凶器です。

このドラマは立場が変われば悪にも正義にもなる、人間の複雑な心情を描いているのです。

そして尾高さんはケイトのことを救うことができるのでしょうか。

flumpool「素晴らしき嘘」とは?

flumpoolの「素晴らしき嘘」は、2020/2/26にリリースされます。

 

「素晴らしき嘘」の他には「ネバーマインド」(TVアニメ「あひるの空」オープニングテーマ)も収録されています。