約束のネバーランド、ヒットの理由

アニメ

「ZIP!」で『約束のネバーランド』の特集をやっており、ざっと最新話まで読んでみました。

「約束のネバーランド」の世界を解決する方法を考察

ジャンプぽくないと言われていますが、まさにそういう感じです。

NETFLIXに出てきそうな物語で、アメリカのドラマが好きな人も楽しめるのではないかと思います。

この漫画はどうして、「ZIP!」で特集されるほど人気なのでしょうか。

人気の理由


※ネタバレ注意

約束のネバーランドは鬼と人間が対立する世界に、鬼と人間が約束をし鬼の世界と人間の世界に分断されたという物語です。

鬼と人間の世界を分断する為に、人間は鬼に、人間の養殖を許可します。

そこで育ったのが、主人公のエマとレイです。

(ノーマンは途中で死んだ模様→死んだところが描写されていないので、生きている可能性がある)

鬼に食べられる為に、育てられている人間がいるのです。

その秘密に気づいた賢い子どもたちが逃げて、世界の秘密を暴いていくというストーリーです。

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このように人間が養殖されるという発想は「マトリックス」がヒットしたことで、もはや誰でも思いつきそうですが、この秘密を優秀な子どもが暴いて浄化いくというのはとても面白い設定だと思います。

鬼は気持ち悪く、優秀な子どもの脳が好物という設定です。

気持ち悪い鬼から逃げる子どもたちがかわいく、とても面白いです。

しかし、最近人間を食べるというのがとても流行っています。

人間を食べると聞いて、大抵は「え、恐い!」となるのですが、主人公たちは気持ち悪くないしかわいいので、ホラーが嫌いな人も読めてしまいます。

映画「東京喰種」のヒットも主人公が窪田正孝というかわいい俳優だからかもしれません。

人間を食べるという発想は気持ち悪くてグロそうだけど、私たち人間にとってはなんで?とか、どうして?など非常に興味をそそられる内容となっています。

『約束のネバーランド』や『東京喰種』にも人間を食べる描写が出てくるのですが、それが妙に魅力を感じます。

もちろん人間を食べるというのはとても変なことで、真似したくありませんが、フィクションとして観るのであれば、ありな上にとても不思議で不気味で興味をそそられる内容なのです。

「なぜ食べるのか?」という疑問とその回答が分かったとしても、「その後どうなるの?」という探究心が読み進めてしまう理由なのかもしれません。

約束のネバーランドは数々のSFチックな描写と疑問を呼び出す伏線のような演出があります。

さらには主人公的ポジションにあったノーマンの死or生きているという転換が、読む人を飽きさせない要素になっているのでしょう。

主人公エマを守る役割を持つノーマンがいなくなり、謎を持つレイが残り、不安になる読者も多いと思います。

もちろん現在はレイが100%味方であると思わせるように演出されていますが、かつては敵の内通者だったのです。

またもしもレイが100%味方であったとしても、すぐ死んでもいいというレイの行動がとても心配です。

「もしもレイが死んで、エマが一人になったらどうするの?」といった不安や、「そのときにノーマンは助けに来てくれるの?」という期待も読む人を引き込んでいる要素かもしれません。

ミネルヴァ

もう一つの魅力はミネルヴァという全ての鍵を握っていそうな人物の存在です。

ミネルヴァは農園を脱出する前のエマ達にも希望をくれますし、脱出した後も助けてくれます。

この存在は「果たして、味方なのか。」というところも魅力の一つでしょう。

さらに最大の魅力は主人公の子ども達が頼りないながらも結構逃げれているということです。

子ども達にあまり頼りになる味方がいないことも魅力の一つかもしれません。

絶体絶命の中、頭がいいエマとレイを先頭に、子どもたちは幾度の危機を乗り越えていきます。

これが「次はどうなるの?」と引き込む演出になるのです。

弱い主人公達が恐い鬼達ばかりの世界で、必死で生き抜く物語は読む人を放さないでしょう。

危険極まりない設定を読者は安全なところから傍観できるというのも最大の魅力なのかもしれません。

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どんどん謎が明らかになる

物語は佳境へと迫りつつあります。

この理不尽な世界をなんとか良いものにしたいのです。

鬼たちの身勝手で残酷な考え方をどうすれば浄化することができるのでしょうか。

エマたちはこの大きな難問と対峙していきます。