「約束のネバーランド」鬼の正体は何か?鬼はどうしたいのか?人間の大人は何人いるか?

約束のネバーランド 14 (ジャンプコミックス)で、鬼の正体がわかりました。

鬼は他の動物の遺伝子を取り込むことで、進化できる生物でした。

人間を食べれば、食べた人間と同等の知能を得ることができます。

しかし人間を捕食しなければ、その知能維持することができません。

それで鬼たちはずっと、人間を食べていたんですね。

(画像左がムジカです)

でも鬼の中には”ムジカのような邪血”がいました。

ムジカは人間を食べなくても、知能を維持できるんです。

鬼に対する疑問

ムジカは人間を食べることなく人間の知能を維持できる突然変異でした。

しかし人間には頭の良し悪しがありますよね。

私はそこに疑問を持ちました。

鬼たちは頭の良い人間を増やしたくはないのか?

頭の良い人間を増やせば、自分たちは頭が良くなるはず。

すると、人間を騙すことができるのではないでしょうか。

それは鬼たちにとってとても良いこと。

私はこの疑問を解くため、U-NEXTやTSUTAYAを利用して、一から読み直しました。

すると約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)でレイが変なことを言っているんですね。

レイには母親がいたと言っています。

そして37話(約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)に収録)ではレイの母親がイザベラであることがわかるのですが、イザベラの子どもはレイだけです。

となると、レイ以外の子どもたちの母親は別に存在するということですね。

農園を維持するために必要な大人の人数が凄まじかった

GF(グレイス=フィールドハウス)のような高級農園を維持するには、母親となる人がたくさんいるはずです。

それと同時に父親も必要になってきます。

しかし「約束のネバーランド」が明かしている事実として、農園のママになる人が12歳で決まるという以外に何もありません。

高級農園を維持するためには、男性は少数でも可能が女性はかなりの人数が必要になります。

なぜなら、高級農園にはGFだけで38名も食幼児がいたと記載されているからです。

38名も食幼児を維持させるためには、何人もの女性がいる必要があります。

少なくとも19名はいるのでないでしょうか。

繁殖や休憩など考慮してもそれくらい必要です。

(1人で2人を産む計算です。これでも足りないかもしれません。)

もちろん男性は1人で大丈夫かもしれません。

ですが、GFだけでもエマたちが過ごした第3プラント以外にあと4プラントがあります。

1箇所の高級農園にプラントは5つあると考えていいでしょう。

これだけでも維持するために、女性は95名以上必要になります。

さらにそれらの方々と交際する男性は10名以上必要でしょう。

「約束のネバーランド」の世界には高級農園があと5つ確認されているので、少なくとも女性は500名、男性は50名生きているということになります。

そして「約束のネバーランド」の世界にはこれだけの人数を管理する”人”が必要になります。

食事を作るのは個人で大丈夫かもしれませんが、管理する人が必要です。

なぜなら頭の良い人は逃げ出してしまう可能性があるのですから。

そう考えると、250名くらいは監視役が必要ではないでしょうか。

つまり約ネバの世界には少なくとも1,000名ほどの大人がいることになるのです。

これは推測ではなく、必ず必要な人数です。

これらの人は高級農園の近くに住んでいるのでしょうか。

鬼の数が何人いるかわかりませんが、事実だけで判断して、高級農園には1000人近くの子どもがいることがわかります。

もちろん世界は広いでしょうから、それだけでは毎日鬼たちに人間の肉を食べさせることはできないと思います。

もっと必要です。

つまりその分大人の男女も必要になるんですね。

大人の男女だけでも1,000名以上は普通にいるということになります。

この人たちは何もしていません。

でもどこにいるんでしょうか。

今回は鬼についての考察なのでそれ以上は深く考えませんが、エマたちは人間の世界を探さなくても、この方々を仲間に入れるだけで結構な戦力になると思います。

ちなみにこの方々は結構賢い方々ですよね。

なぜなら高級農園には賢い子が収容されているのですから。

鬼たちは人間をどうすべきか

さて人間の数は別のところで深く考えるとして、鬼たちは頭のいい人間の子どもを食べたら頭が良くなるんですね。

だから高級農園のノーマンやエマたちは殺さず、利用したいと思うのではないでしょうか。

エマやノーマンを利用して頭の良い子を増やしたいと考えると思うんです。

なぜなら一定以上の知能を持つ人間をたくさん作れば、鬼たちはさらに賢くなるメリットがあります。

となってくると、鬼たちはきっとエマたちを食べないんじゃないかと思うんです。

生まれた時にレイの記憶で乳児たちが識別されていたのが描かれていました。

ということは、知能の高い子どもたちを識別できる技術を持っているはずです。

となるとGFにはもともと賢い子どもたちが集められており、その中から賢い子をピックアップしたんですね。

だからノーマンはラムダへ連れて行かれました。

鬼たちは賢い人間を増やすはず

つまりスコアの高かったエマやレイは、ティファリ(儀祭)で鬼のあのお方の御膳になる以外では、ラムダのような場所へ連れて行くか男性なら食幼児を増やす人、女性もそうなる運命にあるかもしれません。

イザベラはレイが御膳になると言っていたので、これは確かだと思います。

あのお方は1人では御膳を召し上がらず、複数の鬼に分けて食べるんでしょう。

鬼たちは2年人間を食べなくても、知能を維持していました。

(127話参照)

このことから考えたら、最高級の知能を持った人間を1年に一回食べられれば、知能を維持でき向上もできるはずです。

つまり上級な鬼たちは一年に一度その年最上級の人間をティファリ(儀祭)で食し、知能を向上させる。

そして残った同等の知能者たちを繁殖に回し、次の世代で産ませるよう回す。

それがエマやノーマンの役割だったのではないでしょうか。

ノーマンはラムダで研究対象にされながら、新しい食幼児を生成させられる予定だったのではないでしょうか。

量産農園があるとはいえ、賢い人間たちはどんどん必要になりますから、食幼児たちを産ませるための人間は殺さず生かしておくと思います。

このように鬼たちはどんどん頭の良い人間を作り、知能を向上させていくのだと思います。

鬼たちはエマを殺さない

このように考えた時、たとえエマたちが鬼に捕まったとしても、殺されないのではないかと思います。

つまり物語の今後の展開が読めるのです。

エマたちは鬼たちにとってすごい知能の持ち主です。

GFから逃げ出し、2年近くも生き続けている。

何としても捕まえて、食幼児サイクルに組み込みたいと思っているはずです。

エマたちは生き延びれば生き延びるほど、どんどん価値が上がっていくのです。

だからなんとしても鬼たちはエマたちを捕まえたいのではないでしょうか。

しかしもしもエマたちが捉えられ、他の大人たちと一緒になった時反乱が始まります。

この「約束のネバーランド」に次章があるとしたら、それはエマたちが大人になった後の世界なのかもしれません。

エマたちはは鬼たちに捕らえられ、賢い大人たちと鬼たちの世界を終わらせる策を練るのです。

そして、それはやっと鬼たちとの戦いが終わる時なのかもしれません。

最上の敵はきっと鬼のあのお方です。

これからの展開に注目です。