【宇多田ヒカルはなぜトップであり続けるのか】宇多田ヒカルは「好きなアーティストランキング2017」総合2位

宇多田ヒカルさんは1998年にデビューして以来常にトップを走り続けています。

2010年に「人間活動」として翌年以降の活動休止を発表しましたが、宇多田ヒカルさんのスタッフはトリュビュートアルバムを出すなどして、精力的に宇多田ヒカルモデルを持続させようとしていたように思います。

2016年に活動を再開したのち、一つ目のアルバム「Fantôme」をリリースすると、デジタル配信でミリオンを達成するなどの快挙を成し遂げました。

2018年6月27日には活動再開後2枚目のアルバム「初恋」がリリースされます。

そのアルバムをまだかまだかと待ち望む人が大勢いるのです。

宇多田ヒカルさんはどうしてこれほどまで人気があるのでしょうか。

その理由を考察していきます。

気持ちをメロディにできる

おそらく宇多田さんは天才だと思います。

それは気持ちというものをメロディにすることができるからだと思います。

アルバム『初恋』に収録されている「初恋」は神秘的な感覚と、儚さやドラマチック、大切さ、重要性をメロディにされているのではないかと思います。

感覚を研ぎ澄まして聴けば、歌詞だけではなくメロディでも痛烈に自分の気持ちを訴えているとわかるのです。

こんなことをできる人は世界でも非常に限られているのではないかと思います。

「Prisoner Of Love」では過ち、不安定、罪、投げやり、やきもき、仕方なさなどを表現している気がします。

宇多田さんの歌には必ず聴く人の心情を刺激する感情が溢れているのです。

そしてそれはなぜか今まで聴いた事のないメロディなのです。

今まで聴いた事のないオリジナルを奏でられる人は本当に少ないと思います。

メロディというものはすでに確率的には終わっているはずなのに、新しいと思えるメロディを創造できるのは並外れた才能では成し得ない事です。

声が心を揺さぶる

宇多田ヒカルさんが、最近椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」をカバーされました。

彼女の声はなぜか心を振動させ、脳を刺激し体にすっと入ってきます。

掠れているからなのか、思いを伝えやすい声だからなのかわかりませんが、彼女の声はなぜか心にすっと訴えかけてくるのです。

申し訳ないですが、椎名林檎さんの歌声よりも私にはすっと入ってきてしまいました。

一流のアーティストというのはおそらく声を使って、心に響かせることを意図的に行なっているのではないかと思います。

ミスチルの桜井和寿さんの声を聴いていると同じことを感じます。

収録の際に何度も練習を重ね、ああでもないこうでもないを繰り返し、感情を揺さぶる歌い方を導き出しているのではないかと思えるほど、感情を揺さぶるものがあるのです。

サザンオールスターズの桑田佳祐さん、松任谷由実さんなどの歌声からも同じことを感じます。

それが一流の仕事であり、売れる秘密だと思います。

自分の声の可能性を最大限に利用して、ああでもないこうでもないを繰り返しているのではないでしょうか。

椎名林檎さんがそれをしていないというわけではなく、宇多田さんの声はそういう調整やアレンジを行いやすい声だからだと思うのです。

リリースするタイミング

一流の歌手であろうと、飽きられてしまえば終わりです。

本当にすごい曲であろうと、毎週出されては飽きてしまうかもしれません。

人間はすごく飽きっぽいのです。

宇多田さんはあまり曲を書かない方だと思います。

依頼がなければ書かないのではないかと思うのです。

あまり歌を書かないからこそ、売れるのではないかと思います。

彼女の才能は誰もが認めるものです。

ですので、ある程度わがままがきくと思います。

人間活動に専念すると言って6年間も活動を休止できる人はそう多くないと思います。

音楽というものは感情です。

芸術はそう簡単に生まれるものではありません。

本当に感動したり伝えたいことがないと、メロディは生まれないのです。

宇多田さんはそんなことをよく知っているのではないかと思うのです。

ドラマの主題歌や、ゲームの主題歌を依頼された時しか極力書かないようにしているように思います。

ドラマなど題材があり、伝えたいことが明確になっているとメロディを作成しやすいのです。

それがなければ、音楽を作ることをしないのではないでしょうか。

それが結果的に、期待を上回る遅さでのリリースにつながり、買いたい意欲を増幅させヒットを記録させるのではないかと思うのです。

活動休止の理由

私は宇多田ヒカルさんが活動を休止した理由はスランプだったと思います。

スランプとは書きたいものがないときにやってくるのではないかと思うのです。

何も感情が溢れ出ていない時です。

自分の中にあるモヤモヤや、悲しみ、嬉しさなどがなくなった、あるいは感情を抑え込まなければならない状況がやってきた時に訪れると思います。

だから活動を休止したのではないでしょうか。

宇多田さんの場合、アメリカでの不発が原因であったと私は考えます。

宇多田さんは2010年当時、アメリカでの成功を画策していました。

日本での活躍が実績となり、アメリカでもトップを勝ち取ることができると自信があったのに、宇多田さんはそれを成し遂げることができませんでした。

二度のチャレンジに失敗した宇多田さんは、本来の夢である全米での大ヒットを叶えることができなかったのです。

これは自信の損失に繋がると思います。

このことが理由で宇多田さんは活動休止をしたのではないでしょうか。

ではなぜ戻ってくることができたのか。

それは全米での成功など、どうでもいいと思えるようになったからではないでしょうか。

若い頃は野望が単純です。

結果や名誉が夢の対象にされやすいのです。

しかし大人になるにつれて、音楽で人を幸せにすることが夢に変わったりします。

全米でなくても、極端な話別に日本で成功などしなくても、目の前で聴いてくれる人を幸せにすることができるのであれば、それは素晴らしいことだとわかるのです。

宇多田さんの歌は復帰後、ポッピスから、民謡に変わりました。

歌が一段アップしたのではないかと思います。

若い頃は「Automatic」のようなノリノリのなのメロディが多かったように思いますが、今は感情を揺さぶる、感情に訴えかけてくるメロディが多くなった気がするのです。

それを私はより日本ぽくなった証拠ではないかと推測するのです。

アメリカでの成功はどうでもよくなり、拠点を日本に据えたのです。

これはあくまで考察なので、真意はわかりませんが、彼女の歌を聴いていると、そのように思えてきます。

もちろん日本人に受けるメロディとアメリカ人に受けるメロディが違うということがわかった上での、戦略であればこの考察は通用しません。

今後曲調を変えて、全米での成功にチャレンジする可能性もあります。

何に重きをおくか

宇多田さんはある意味天才なので、若い頃はあまり深く考えなくとも、素晴らしい音楽を生み出せていたのではないかと思います。

しかし今はより深いメッセージを伝えようとしている気がします。

宇多田さんにしか行き着けない部分を描こうとしているような気がするのです。

「Play A Love Song」では「恋をしたのは幸せになるためでしょう?なのにどうして互いを傷つけようとしているんだろう。私は愛の話をしたいんだよ」と歌っている気がします。

彼女の真を突くような考え方は聴く人をハッとさせます。

普通なら頑張ろう、諦めるな、好きなことをやり続けるんだなどのテーマが歌われることが多いです。

そのような使い古された応援歌が言葉やメロディを変えて歌われるのです。

宇多田さんはそんなことを一切することなく、誰も訴えなかった感情をメロディにしてきます。

いわば発明のような感覚を常に発信しているように思うのです。

宇多田さんの成し遂げたいことは究極のエンターテインメントの提供だと思います。

本当に素晴らしいものを届けようとしているように思うのです。

新曲「初恋」では恋をする人はなぜ告白するのかということを説いてみせました。

告白する人は幸せに向かうためにそれを行うのです。

それを神秘的に表現したのだと私は考えました。

これからも、宇多田さんの歌を聴くと、宇多田さんの曲を聴くまで気づけなかった真意に気付けるのではなでしょうか。

だからこそ、彼女は常にトップを走り続けるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です